株式会社あおぞら銀行の第91期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社あおぞら銀行の2023年度第3四半期決算が発表されました。同行は、主要なビジネスが好調に推移しており、顧客関連のビジネス利益が前年同期比大幅増加となりました。さらに、同行は2024年3月期の通期業績予想を上方修正するなど、堅調な経営成績を示しています。

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企業情報

企業名: 株式会社あおぞら銀行
証券コード: 83040
決算期: 2023年4月1日~2024年3月31日

株式会社あおぞら銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?

あおぞら銀行の決算日は3月31日です。また、第3四半期決算の発表は2月上旬に行われ、2023年度第3四半期の決算発表は2月14日に行われました。

主な事業

あおぞら銀行は銀行業務を中心とした総合金融サービスを提供しています。預金、貸出、為替、国内外の投資銀行業務、信託業務などを手がけています。2023年5月に公表した中期経営計画「AOZORA2025」では、「あおぞら型投資銀行ビジネス」を主軸に据え、お客様のニーズに合った多様な金融サービスの提供を目指しています。

今期の業績と利益率は?

あおぞら銀行は、2023年度第3四半期の連結粗利益が前年同期比53億円増加の606億円となりました。このうち、「あおぞら型投資銀行ビジネス」を中心としたビジネス利益は前年同期比12億円増の188億円と順調に推移しています。また、2024年3月期の業績予想も、親会社株主に帰属する当期純利益が240億円から520億円に上方修正されています。

売上・利益の推移

あおぞら銀行の最近の業績推移をみると、2022年度第3四半期の親会社株主に帰属する四半期純利益は155.7億円でしたが、2023年度第3四半期は14.7億円の当期純損失となりました。これは、米国オフィス向けノンリコースローンの与信費用計上や有価証券の売却損計上などの要因によるものです。ただし、2024年3月期の通期業績予想は大幅に改善しており、業績の回復に期待がかかっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計が7.7兆円となり、前期末比5.4%増加しています。一方、負債合計は7.3兆円で、前期末比8.3%増加しています。純資産は4.1兆円と前期末比4.9%減少しています。

資産の部

資産の主な内訳は、貸出金4.1兆円、有価証券1.4兆円などとなっています。貸出金は前期末比4.9%増加しており、海外を中心に堅調に推移しています。一方、有価証券は前期末比7.6%増加しています。

負債の部

負債の主な内訳は、預金5.8兆円、借用金5,623億円などとなっています。預金は前期末比6.2%増加しており、個人・法人預金ともに増加基調にあります。

純資産の部

純資産は4.1兆円と前期末比4.9%減少しています。これは主に、利益剰余金の減少によるものです。また、その他の包括利益累計額は4.6兆円と大幅な評価損を抱えています。

ROAとROE

あおぞら銀行のROA(総資産経常利益率)は、前年同期が1.74%でしたが、当第3四半期は-2.34%と大幅に悪化しています。これは、経常損失の計上が主な要因です。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は、前年同期が3.88%でしたが、当第3四半期は-4.76%と低下しています。

キャッシュフロー

キャッシュ・フロー計算書の情報は四半期報告書に記載されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加などから減少傾向にあると推測できます。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いなどから、コンスタントな水準を維持しているものと考えられます。

配当の支払額

あおぞら銀行は、2023年度の年間配当金を1株当たり76円と発表しました。これは前期の154円から大幅減少となっていますが、これは自己資本比率の維持を優先するためです。今後は、注力する顧客関連ビジネスの成長と、適切な自己資本比率の確保を前提に、安定配当の実施を目指すとしています。

今後の展望

あおぞら銀行は、2025年3月期の連結粗利益850億円、親会社株主に帰属する当期純利益170億円を目指しています。ビジネス部門全体での成長が見込まれる一方で、有価証券ポートフォリオの再構築も進める方針です。資本政策については、健全性の維持、安定的な株主還元、戦略的な資本活用の観点から、来期以降の増配を目指すとしています。

編集部のまとめ

あおぞら銀行は、「あおぞら型投資銀行ビジネス」を中心とした顧客関連ビジネスが順調に拡大しており、2024年3月期の業績予想も大幅に上方修正されるなど、堅調な経営成績を示しています。一方で、米国オフィス向けノンリコースローンの与信費用計上や有価証券の売却損計上などの一時的な要因により、当第3四半期の利益は大幅に減少しました。今後は、自己資本の確保と株主還元のバランスを取りつつ、注力するビジネスの更なる成長を実現していくことが期待されます。

株式会社あおぞら銀行の決算日や配当についてまとめました。

あおぞら銀行の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2月に発表されます。配当金は2023年度が年間1株当たり76円の予定で、今後は安定的な配当を目指すとしています。今後の業績向上と株主還元への期待が高まります。

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