三井住友トラスト・ホールディングス株式会社の第13期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

三井住友トラスト・ホールディングス株式会社の2023年度第3四半期の決算が発表されました。総資産は73兆円超と大規模な金融グループのひとつであり、年初来の経常利益は557億円とさまざまな金融サービスを通じて着実に収益を上げてきています。個人・法人・投資家向けのサービス提供や不動産・マーケット事業なども好調に推移し、グループ全体の業績を牽引しています。今後もお客様の多様なニーズに応えていくため、さらなる成長が期待されますね。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 三井住友トラスト・ホールディングス株式会社
証券コード: 83090
決算期: 3月期

三井住友トラスト・ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

三井住友トラスト・ホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は4月と11月の年2回行っており、第3四半期の決算は2024年2月13日に発表されました。

主な事業

三井住友トラスト・ホールディングス株式会社は、金融サービス事業を展開する持株会社です。主な子会社として、三井住友信託銀行、三井住友トラスト・アセットマネジメント、日興アセットマネジメントなどがありますが、信託銀行業務を中心に、個人・法人・投資家向けの各種金融サービスを提供しています。また不動産事業やマーケット事業などの展開も行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は、経常利益が557億円と前年同期比で大幅減益となりました。これは政策保有株式の削減に伴う株式関係損益の悪化が主な要因です。一方で、法人向けの手数料収益は好調に推移しているほか、実質業務純益は2,305億円と高水準を維持しています。利益率でも、収支効率の改善に取り組んでおり、今後の更なる収益力の向上が期待されます。

売上・利益の推移

三井住友トラスト・ホールディングスは、2022年度第3四半期の経常収益が1兆2,521億円、経常利益が2,032億円でした。一方、2023年度第3四半期の経常収益は1兆7,780億円、経常利益は557億円と、収益は大幅に増加したものの利益は減少しています。これは先述の株式関係損益の悪化が主因です。今後も顧客基盤の拡大や手数料ビジネスの強化に注力し、収益力の向上に努めていく方針です。

四半期連結貸借対照表について

三井住友トラスト・ホールディングスの2023年12月末の連結総資産は73兆3,481億円と、前年度末比で大幅に増加しています。この背景には、現金預け金が22兆3,848億円、貸出金が32兆7,797億円と、資金運用が拡大していることがあります。一方で預金も37兆9,772億円と着実に増加しており、資金の調達運用がバランス良く行われています。

資産の部

資産の部では、現金預け金が大幅に増加しているほか、有価証券や貸出金なども増加しており、資産全体の72.6%を占めるなど、活発な運用が行われています。一方で不良債権は全体としてコントロールされており、健全な資産体質を維持しています。

負債の部

負債の部では、預金が大幅に増加しているほか、借用金や社債なども増加しています。これらを通じて、安定的な資金調達を行っていることがわかります。また、信託勘定についても、信託財産の着実な管理が行われています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金や株主資本が拡大しており、財務基盤の強化が進んでいます。株主資本比率は35.3%と高水準を維持しており、健全な経営が行われています。

ROAとROE

三井住友トラスト・ホールディングスのROAは、前期末の0.83%から当第3四半期で0.75%に低下しました。これは、資産が大幅に増加した一方で利益が減少したことが要因です。一方でROEは、前期末の6.39%から当第3四半期で4.61%と低下しています。これは、純利益の減少と資本の増加によるものです。今後は収益力の向上とともに、資本効率の改善にも注力していく必要があると考えられます。

キャッシュフロー

三井住友トラスト・ホールディングスのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅な増加となりました。これは預金の増加などを背景としたものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっており、有価証券などの運用に資金が充当されています。財務活動によるキャッシュ・フローも減少しており、全体としてキャッシュ水準は高い状況にあります。今後の事業拡大や株主還元に活用されることが期待されます。

配当の支払額

三井住友トラスト・ホールディングスは、2023年度第2四半期までに年間配当金220円を実施しました。これは前期と同水準の配当となっています。株主還元については、収益力の向上と財務基盤の強化を両立させながら、安定的な配当の実施を目指している方針です。今後も株主の皆様への利益還元に尽力していくことが期待されます。

今後の展望

三井住友トラスト・ホールディングスは、信託銀行グループとして個人・法人・投資家向けの多様な金融サービスを提供しており、今後もこれらの事業の強化に注力していく方針です。とりわけ、少子高齢化が進む中で資産形成・運用ニーズの高まりに対応するため、資産管理や資産運用サービスの更なる拡充を目指しています。また、不動産や市場関連サービスなどのメインビジネス以外の分野でも、収益力の向上に取り組んでいく考えです。

編集部のまとめ

三井住友トラスト・ホールディングスは、金融サービスを通じて着実に収益を上げており、資産や負債の面でも健全な経営を行っていることが分かりました。また、株主還元にも積極的に取り組んでいることから、安定的な業績と財務基盤を備えた企業といえるでしょう。今後も多様なニーズに応える金融サービスの提供を通じて、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。

三井住友トラスト・ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

三井住友トラスト・ホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、年2回の決算発表を行っています。2023年度第3四半期の決算は2024年2月13日に発表されました。また、配当については2023年度第2四半期までに1株当たり年間220円を実施しており、安定した株主還元を行っています。今後も業績の向上と財務基盤の強化に努め、株主への利益還元にも注力していく方針です。

タイトルとURLをコピーしました