株式会社七十七銀行の2023年度第3四半期決算が発表されました!
この記事では、同行の企業情報や株主への配当、今後の業績見通しなど、決算の見どころを分かりやすくご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社七十七銀行
証券コード: 83410
決算期: 2024年3月期
株式会社七十七銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社七十七銀行の決算は、年4回行われています。
具体的な決算日は、3月31日、6月30日、9月30日、12月31日の年4回で、第3四半期の決算は2023年12月31日に行われています。
主な事業
株式会社七十七銀行は、銀行業務を中心に、リース業務、その他の金融サービスに係る事業を行っている総合金融グループです。
宮城県を主要な営業基盤とし、預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、為替業務、信託業務などを通じて、地域の皆さまの資金需要に幅広く対応しています。
今期の業績と利益率は?
株式会社七十七銀行の2023年度第3四半期の業績は、経常収益が1,063億40百万円、経常利益が360億27百万円となりました。
利益率を見ると、経常利益率は33.9%と高水準を維持しており、堅調な経営成績を示しています。
売上・利益の推移
株式会社七十七銀行の売上(経常収益)と利益(経常利益)は、過去3年間で増加傾向にあります。
特に2023年度第3四半期は、前年同期比で経常収益が135億12百万円増加、経常利益が67億52百万円増加と大きな伸びを示しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社七十七銀行の2023年度第3四半期末の総資産は10兆2,567億円と、前年同期末比で854億円増加しています。
資産の内訳では、貸出金が5兆8,084億円、有価証券が3兆841億円となっています。
資産の部
株式会社七十七銀行の資産の部では、現金預け金が1兆804億円、貸出金が5兆8,084億円、有価証券が3兆841億円となっています。
貸出金と有価証券が主要な資産項目で、着実な資産規模の拡大が確認できます。
負債の部
負債の部では、預金が8兆9,272億円、借用金が618億円となっています。
預金が銀行の主要な調達源泉であり、着実に預金残高が積み上がっているのが特徴です。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が467,435百万円、その他包括利益累計額が85,127百万円となっています。
株主資本は着実に積み上がっており、財務体質の強化が進んでいます。
ROAとROE
株式会社七十七銀行のROA(総資産経常利益率)は1.39%、ROE(自己資本経常利益率)は7.75%となっています。
前年同期と比べ、ROA、ROEともに改善しており、収益性の向上が確認できます。
キャッシュフロー
株式会社七十七銀行のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,732億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが84億円のマイナスとなっています。
預金の増加などにより、営業活動によるキャッシュ・フローが大きくプラスとなっています。
配当の支払額
株式会社七十七銀行は、2023年度第3四半期において中間配当金として1株当たり55円を実施しました。
前年同期の1株当たり40円と比べ、着実に増加しており、株主への利益還元強化が評価できます。
今後の展望
株式会社七十七銀行は、地域の皆さまのニーズに応えるべく、提案型営業の強化や非対面チャネルの拡充などに取り組んでいます。
また、信託業務の取り扱い開始など、新たな収益源の獲得にも注力しており、今後の業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社七十七銀行の2023年度第3四半期決算は、経常収益、経常利益ともに大幅に増加し、財務体質も強化されている良好な結果でした。
地域密着型の経営戦略とデジタル化への取り組みが功を奏し、収益性の向上と株主還元の拡大が実現されているといえるでしょう。
今後も株式会社七十七銀行からの好決算に期待したいと思います。
株式会社七十七銀行の決算日や配当についてまとめました。
株式会社七十七銀行の決算は年4回(3月31日、6月30日、9月30日、12月31日)行われています。
2023年度第3四半期の決算では、経常収益と経常利益が大幅に増加。また、1株当たりの中間配当金も前年同期比55円と増配となっており、株主への利益還元も強化されています。
今後も地域密着経営とデジタル化への取り組みを通じて、さらなる業績拡大が期待されます。