[株式会社東邦銀行の決算報告書を分析したところ、同社は安定した経営基盤を持っていることがわかりました。業績も順調に推移しており、株主への配当金も着実に支払われています。今後も地域金融機関として地域に密着した業務展開を続け、お客様の期待に応えていくことが期待されます。]
企業情報
企業名: 株式会社東邦銀行
証券コード: E03550
決算期: 3月31日
株式会社東邦銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社東邦銀行の決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日に行われ、第4四半期決算と合わせて年度末決算を実施しています。
主な事業
株式会社東邦銀行は、福島県を中心に宮城県、茨城県などでも営業エリアを拡大しており、地域金融機関として地域経済の発展に寄与しています。銀行業務を中心に、証券業、リース業、信用保証業なども行っています。地域の皆さまのニーズに合わせた幅広いサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間における東邦銀行の経常収益は439億78百万円、経常利益は81億49百万円となりました。前年同期比で経常利益は17億94百万円増加しており、堅調な業績を収めています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は55億31百万円と、前年同期比で14億19百万円増加しています。
売上・利益の推移
東邦銀行の最近の売上高と利益の推移は安定しています。経常収益は前期の451億80百万円から439億78百万円に減少しましたが、経常利益は前期の63億54百万円から81億49百万円に増加しています。業務の根幹をなすコアの利益であるコア業務純益は82億22百万円となりました。
四半期連結貸借対照表について
東邦銀行の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は6兆6,362億10百万円となっています。前連結会計年度末比で230億90百万円の増加となりました。
資産の部
資産の部では、現金預け金が1兆9,862億22百万円、有価証券が8,159億3百万円、貸出金が3兆8,618億85百万円となっています。特に有価証券は前連結会計年度末比で2,524億75百万円増加しており、安定的な利息配当金確保のため残高を積み上げています。
負債の部
負債の部では、預金が5兆6,441億54百万円、譲渡性預金が5,519億85百万円となっています。預金は前連結会計年度末比で65億39百万円増加しました。
純資産の部
純資産の部では、純資産額は1兆9,921億10百万円と、前連結会計年度末比で844億98百万円増加しています。自己資本比率は9.41%と、健全な水準を維持しています。
ROAとROE
東邦銀行のROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)については、四半期報告書に数値は記載されていませんが、総資産が6兆6,362億10百万円、自己資本が1兆9,921億10百万円、経常利益が81億49百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が55億31百万円と好調な業績を収めていることから、ROAとROEも安定した高水準にあると考えられます。
キャッシュフロー
東邦銀行の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、預金が増加傾向にあり、貸出金も安定的に推移していることから、営業活動によるキャッシュフローは堅調に推移していると見られます。また、有価証券の残高も順調に増加していることから、投資活動によるキャッシュフローにも改善が見られると考えられます。
配当の支払額
東邦銀行は、年2回の配当を実施しています。当第3四半期では、1株当たり3.50円の中間配当を行いました。前期の年間配当は7.00円でした。株主への利益還元に積極的な企業といえます。
今後の展望
東邦銀行は、地域金融機関として地域に密着したサービスの提供を続けていく方針です。経営基盤の強化に加え、デジタル化への対応やESG経営の推進など、時代に合わせた経営を行っていく計画です。顧客ニーズにきめ細かく対応しつつ、健全な経営を維持していくことが期待されます。
編集部のまとめ
東邦銀行は、福島県を中心とした地域金融機関として安定した経営を行っています。この度の決算では、経常利益や純利益が前年同期比で増加するなど、業績は堅調に推移しています。預金も増加傾向にあり、自己資本比率も健全な水準を維持しています。株主への配当も着実に実施されており、地域に密着した良質な金融サービスの提供が期待されます。今後も、時代に合わせた経営戦略を推進し、持続的な成長を目指していくと考えられます。
株式会社東邦銀行の決算日や配当についてまとめました。
東邦銀行の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日に行われています。また、同社は年2回の配当を実施しており、直近の中間配当は1株当たり3.50円でした。株主への利益還元に注力している企業だと言えるでしょう。