株式会社大垣共立銀行の2023年度第3四半期決算報告を見てみましょう。岐阜県を中心に東海地域で主要な地域銀行として事業を展開している同行の業績は安定しており、着実な成長を続けています。
企業情報
企業名: 株式会社 大垣共立銀行
証券コード: 83610
決算期: 3月
株式会社 大垣共立銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
大垣共立銀行の決算日は3月31日です。
そして、第3四半期決算の発表は2024年2月9日に行われました。
主な事業
大垣共立銀行は、主に銀行業務、リース業務、信用保証業務を展開しています。
銀行業務では、個人・法人のお客様への融資や預金サービス、資産運用などを行っており、
リース業務では産業機械や事務機器のリース取引を行い、信用保証業務では中小企業への信用保証サービスを提供しています。
こうした多岐にわたる事業展開で、地域に密着した総合金融サービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の連結業績は、経常収益1,025億円、経常利益103億円、親会社株主に帰属する四半期純利益71億円となりました。
利益率では、経常利益率10.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益率7.0%と、堅調な収益力を示しています。
売上・利益の推移
大垣共立銀行の売上高(経常収益)は、前年同期比11.1%増加しました。
一方、経常利益は前年同期比2.3%減少しましたが、高い収益性を維持しています。
親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比4.0%増加と、着実な利益成長が続いています。
四半期連結貸借対照表について
大垣共立銀行の四半期連結貸借対照表は健全な財務体質を示しています。
総資産は6兆6,191億円となり、前年度末比520億円減少しました。
負債は6兆3,073億円と757億円減少し、純資産は3,117億円と236億円増加しています。
資産の部
資産の部では、貸出金が4兆5,226億円と243億円増加し、有価証券は1兆2,524億円と1,672億円減少しています。
預金も5兆7,092億円と179億円増加しており、地域に根差した安定したビジネスを展開しています。
負債の部
負債の部では、借用金や債券貸借取引受入担保金などが減少し、預金が増加しています。
大垣共立銀行は安定した資金調達と健全な資産運用を維持しています。
純資産の部
純資産の部では、その他有価証券評価差額金の増加などにより、236億円増加しました。
自己資本比率は4.70%と健全な水準を保っています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は0.62%、ROE(自己資本利益率)は2.38%となっています。
業界平均と比較しても高い水準の収益性を維持しており、着実な成長を遂げています。
キャッシュフロー
大垣共立銀行のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが増加し、投資活動によるキャッシュ・フローが減少しています。
これは、預金の増加と有価証券の減少などが主な要因です。財務の健全性が高く、持続的な成長が期待できます。
配当の支払額
大垣共立銀行は、株主への利益還元を重視しており、1株当たり配当金は年間70円を維持しています。
配当性向は40.8%と株主還元に力を入れています。
今後の展望
大垣共立銀行は、中期経営計画「『Let’s Do It!』〜社員輝き 地域伸びゆく〜」の最終年度として、「お客様の共感と感動を呼び、地域に必要とされる企業グループ」を目指しています。
今後もさらなる業績拡大と地域貢献に期待がかかっています。
編集部のまとめ
大垣共立銀行は、堅調な業績と健全な財務体質を維持しており、地域密着型の総合金融サービスを提供しています。
配当の支払いも安定しており、株主還元にも力を入れています。
今後も岐阜県を中心とした東海地域での着実な成長が期待できると言えでしょう。
株式会社 大垣共立銀行の決算日や配当についてまとめました。
大垣共立銀行の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月9日に発表されました。
1株当たりの配当金は年間70円と高水準を維持しており、株主還元に力を入れています。
今後も地域の発展に貢献し、持続的な成長を遂げることが期待されています。