株式会社山口フィナンシャルグループの第18期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社山口フィナンシャルグループの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。経常収益が1,353億円と前年同期比209億円の増加となり、経常利益が320億円と58億円の増加となったことから、好調な業績を確認できました。ここからは、同社の決算内容について詳しくご紹介していきましょう。

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企業情報

企業名: 株式会社山口フィナンシャルグループ
証券コード: 84180
決算期: 3月期

株式会社山口フィナンシャルグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社山口フィナンシャルグループの決算期は3月期で、毎年6月下旬に本決算の決算短信を発表しています。また、第3四半期の決算短信は2月上旬に発表されています。

主な事業

株式会社山口フィナンシャルグループは銀行業を中心とした金融グループです。傘下には山口銀行もみじ銀行北九州銀行の3つの銀行を擁しています。これらの銀行では、個人・法人のお客さまへの融資や預金・為替業務などの銀行業務をメインに展開しています。また、証券業やクレジットカード業、リース業などの金融関連事業も展開しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期の第3四半期における同社の業績は、経常収益が1,353億円経常利益が320億円と前年同期と比べて大幅に増加しています。この背景には、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加などがあります。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は216億円と、堅調な利益水準を維持できています。

売上・利益の推移

同社の売上高と利益の推移を見ると、経常収益は堅調に増加しており、2022年3月期には1,573億円となりました。一方で、経常利益は2022年3月期に258億円とピークを迎えた後、やや減少していますが、直近の2023年12月期第3四半期では320億円と高水準を維持しています。営業活動の活性化や有価証券運用の好調さなどが寄与していると考えられます。

四半期連結貸借対照表について

同社の2023年12月期第3四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が12兆5,507億円と前期末比3,391億円の増加となっています。また、純資産は6,282億円と前期末比136億円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、貸出金が8兆4,704億円と前期末比1,226億円の増加となっています。また、有価証券が1兆9,892億円と前期末比4,551億円の増加と、運用資産の積み上げが進んでいます。

負債の部

負債の部では、預金及び譲渡性預金が10兆2,891億円と前期末比366億円の減少となっています。一方で、借用金が5,457億円と前期末比1,425億円の増加となりました。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が5,366億円と前期末比138億円の増加となっています。また、自己資本比率は5.0%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

同社の収益性の指標であるROA(総資産経常利益率)は2.3%、ROE(自己資本当期純利益率)は4.5%となっています。前年同期と比べ大幅に改善しており、資産運用や自己資本の有効活用が進んでいることがわかります。特に預貸利鞘の拡大やペイオフ対策などの取り組みが奏功したものと考えられます。

キャッシュフロー

同社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは2,789億円のプラスとなっています。これは貸出金の増加など運用資産の積み上げによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1,835億円のマイナスとなっており、有価証券投資などの活発な運用活動が行われていることがうかがえます。財務活動による資金の流出も見られますが、全体としては資金収支が良好な状況にあると評価できます。

配当の支払額

同社は株主還元にも力を入れています。2023年3月期の年間配当金は37円で、第3四半期の中間配当は21円と増配となっています。今後とも、業績拡大に応じた利益還元を行っていく方針とのことです。

今後の展望

同社は中期経営計画「Frontier 2025」を掲げ、地域金融機関としての役割を果たすべく、収益力の強化と経営基盤の高度化に取り組んでいます。具体的には、貸出金の増強や投資信託などの手数料ビジネスの強化、デジタル化の推進など、様々な施策を展開しています。これら取り組みの具現化により、さらなる業績拡大が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社山口フィナンシャルグループは、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行を傘下に持つ地域金融グループです。今期の第3四半期決算では、経常収益や経常利益が前年同期を大幅に上回るなど、好調な業績を収めています。資産・負債・純資産の状況も健全さを維持しており、ROAやROEなどの収益性指標も改善傾向にあります。今後も、地域金融機関としての役割を果たしつつ、収益力の強化と経営基盤の高度化に取り組むことが期待されます。

株式会社山口フィナンシャルグループの決算日や配当についてまとめました。

株式会社山口フィナンシャルグループの決算期は3月期で、本決算短信は6月下旬に、第3四半期決算短信は2月上旬に発表されています。配当については、2023年3月期の年間配当は37円、第3四半期の中間配当は21円と、業績に応じた安定的な還元を行っています。今後も、地域金融機関としての責任を果たしつつ、株主還元の充実にも期待が高まると言えるでしょう。

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