株式会社 名古屋銀行の第106期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

信販・リース
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式市場ではこれからの企業の決算発表が続いていきますが、今回は名古屋銀行の最新の決算報告をご紹介します。名古屋銀行は東海地方の中核的な地域銀行で、この四半期の業績は非常に堅調に推移しました。地域密着型の経営で地元企業や個人顧客の資金需要に柔軟に対応しており、貸出金残高は前年同期比で92,986百万円も増加しています。また、有価証券利息配当金などの増加により、経常収益は前年同期比で19,898百万円も増加し、経常利益も前年同期比で1,559百万円増加するなど、良好な業績を残すことができました。今後も地域に密着した取り組みを続け、安定した収益基盤の構築をめざしていくことでしょう。

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企業情報

企業名: 株式会社 名古屋銀行
証券コード: 85220
決算期: 2024年3月期

株式会社 名古屋銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社名古屋銀行の決算期は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日の年4回行われています。今回の当第3四半期連結累計期間の決算は2023年4月1日から2023年12月31日までの9ヵ月間の業績となっています。

主な事業

株式会社名古屋銀行は、銀行業務を中核に、リース業務クレジットカード業務、その他の事業を展開しています。銀行業務では地元企業や個人のお客様への融資業務や預金業務を行っており、リース業務やクレジットカード業務ではグループ会社を通じて関連サービスを提供しています。また、事務受託サービスなども行っており、地域に根差したグループ企業として事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、経常収益79,561百万円経常利益11,316百万円親会社株主に帰属する四半期純利益7,898百万円と、前年同期に比べ大幅な増収増益となりました。特に経常収益は前年同期比で19,898百万円も増加しており、株式等売却益や有価証券利息配当金の増加が大きな要因です。銀行業務、リース業務、カード業務などのセグメントでもそれぞれ増収増益となり、全体として健全な収益基盤を築いています。

売上・利益の推移

直近の業績推移を見ると、経常収益は2022年度第3四半期は59,663百万円でしたが、2023年度第3四半期は79,561百万円と大幅に増加しました。一方、経常利益は2022年度第3四半期が9,757百万円、2023年度第3四半期が11,316百万円と堅調に推移しています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益も2022年度第3四半期が7,184百万円、2023年度第3四半期が7,898百万円と増加しており、収益力の強化が図られています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は5,380,237百万円となっており、前連結会計年度末比で282,022百万円増加しています。主な増加要因としては、貸出金が3,719,275百万円と前連結会計年度末比で92,986百万円増加したことが挙げられます。一方、負債合計は5,115,130百万円で、その主な内訳は預金4,541,906百万円となっています。

資産の部

資産の部では、現金預け金が674,924百万円有価証券が834,259百万円貸出金が3,719,275百万円となっています。これらの残高が大きな割合を占めており、銀行業務の中核をなす勘定科目となっています。また、リース事業に関連するリース債権及びリース投資資産が38,280百万円も計上されています。

負債の部

負債の部では、預金が4,541,906百万円と大きな割合を占めています。また、借用金が323,414百万円債券貸借取引受入担保金が24,569百万円となっています。一方で、繰延税金負債が19,276百万円と計上されています。

純資産の部

純資産の部は、265,107百万円となっています。内訳として、資本金が25,090百万円資本剰余金が21,241百万円利益剰余金が163,709百万円となっています。また、その他有価証券評価差額金が52,340百万円と大きな残高となっています。

ROAとROE

株式会社名古屋銀行の自己資本比率は4.92%となっています。この水準は適正な範囲にあり、健全な財務体質を維持しています。また、ROA(総資産経常利益率)は0.23%ROE(自己資本当期純利益率)は3.64%となっています。ROAは堅調に推移しており、ROEも良好な水準を保っていることから、資産効率と株主還元の両立が図られていると評価できます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが277,570百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが45,339百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが2,959百万円の減少となっています。営業活動によるキャッシュ・フローの増加は、預金の増加や貸出金の増加などが主な要因です。一方で投資活動によるキャッシュ・フローの減少は、有価証券の取得などによるものです。全体としては良好なキャッシュ・フロー状況にあると言えるでしょう。

配当の支払額

株式会社名古屋銀行は、株主還元の一環として配当を行っています。当第3四半期連結累計期間における配当金の支払額は、中間配当として1,358百万円(1株当たり80円)期末配当として1,036百万円(1株当たり60円)となっています。株主の皆様への利益還元に力を入れており、今後も安定的な配当の維持に努めていく方針です。

今後の展望

株式会社名古屋銀行は、地域密着型の経営方針のもと、地域企業や個人のお客様に対するきめ細かな金融サービスの提供に努めています。当期の業績は好調で、今後も安定的な収益基盤の確立に向けて、地域に密着したリレーション強化、デジタル化の推進、経営の効率化などに取り組んでいく方針です。地域金融機関としての責任を果たしつつ、持続的な成長と企業価値の向上を目指していくことでしょう。

編集部のまとめ

株式会社名古屋銀行の決算は大変好調で、経常収益、経常利益、四半期純利益のいずれも前年同期比で増加しており、銀行業務、リース業務、クレジットカード業務など主力事業が軒並み伸長しています。資産も着実に積み上がっており、財務体質も健全です。地域に密着した経営方針のもと、さらなる収益力の強化と株主還元の充実に取り組んでいく方針で、今後の成長が期待されます。

株式会社 名古屋銀行の決算日や配当についてまとめました。

株式会社名古屋銀行の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日の年4回行われています。配当は中間配当が1株当たり80円、期末配当が1株当たり60円と、安定的な株主還元に努めています。今後も地域に密着した金融サービスの提供と経営効率化により、持続的な成長を目指していくことでしょう。

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