株式会社 愛媛銀行の最新の四半期決算が発表されました!2023年12月期第3四半期の決算内容をご紹介します。
愛媛銀行は1915年創業の地域金融機関で、愛媛県を中心に店舗を展開しています。地域の発展に尽力し、幅広い金融サービスを提供しています。
企業情報
企業名: 株式会社 愛媛銀行
証券コード: 85410
決算期: 3月期
株式会社 愛媛銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社 愛媛銀行の決算日は3月31日です。3月期の決算を発表しており、四半期決算は6月、9月、12月に行われます。
主な事業
株式会社 愛媛銀行は、主に銀行業務を行っています。預金・貸出・為替などの銀行業務を中心に、リース業務、信用保証業務などの事業も展開しています。地域に密着した金融サービスの提供を通じて、愛媛県の地域経済の発展に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、経常収益489億33百万円、経常利益59億49百万円となりました。前年同期と比較すると、経常収益は111億31百万円増加、経常利益は12億98百万円減少しています。利益面では減益となりましたが、経常収益は大幅に増加しており、好調な業績を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は増加傾向にあります。2022年3月期は378億2百万円でしたが、2023年3月期には413億63百万円と大きく伸びています。一方で利益面では、2022年3月期の72億48百万円から2023年3月期には53億91百万円と減少しています。今後の更なる収益力の向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の総資産は2兆8,912億43百万円と、前期末から45億円増加しています。預金等残高も2兆6,541億円と338億円増加するなど、着実に事業基盤を拡大しています。
資産の部
資産の部では、貸出金残高が1兆9,395億円と前期末から173億円増加しています。一方で有価証券は前期末から13億円減少し588億円となりました。現金預け金は2,199億円となり、前期末から2億円増加しています。
負債の部
負債の部では、預金等残高が2兆6,541億円と前期末から338億円増加しています。一方で借用金は40,023億円と5,562億円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、純資産額が1,322億22百万円と前期末から44億円増加しています。自己資本比率は4.56%となり、健全な財務基盤を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は前年同期の0.26%から0.21%に低下しました。一方でROE(自己資本当期純利益率)は前年同期の3.73%から2.93%に低下しています。これは利益が減少したことが主な要因です。今後はさらなる収益改善が課題となっています。
キャッシュフロー
2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは522億円の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは52億円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは58億円の減少となっています。全体としては、412億円のキャッシュ・フロー増加となっています。
配当の支払額
株式会社 愛媛銀行の配当については、1株当たり年間30円を予定しています。第2四半期の中間配当が15円、期末配当も15円を見込んでいます。着実な配当を継続し、株主還元を実施しています。
今後の展望
株式会社 愛媛銀行は、地域経済の活性化に向けて、新連携による金融プラス1戦略の展開に取り組んでいます。地域密着型の金融サービスの提供を通じて、持続可能な地域社会の実現を目指しています。また、デジタル化への対応や事業再編など、収益基盤の強化にも注力していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社 愛媛銀行は、愛媛県を中心に地域密着型の銀行業務を展開しています。2023年12月期第3四半期は、収益が大幅に増加し好調な業績を維持しました。一方で利益面では減益となりましたが、健全な財務基盤を維持しています。今後は、新連携による金融プラス1戦略の展開やデジタル化への対応など、収益基盤の強化に注力していく方針です。株主還元も着実に行っていることから、引き続き注目していきたいと思います。
株式会社 愛媛銀行の決算日や配当についてまとめました。
株式会社 愛媛銀行の決算日は3月31日で、年2回の配当(中間配当15円、期末配当15円)を実施しています。また、過去3年間の売上・利益の推移を見ると、売上高は増加傾向にありますが、一方で利益は減少してきています。今後は収益力の向上による業績改善に期待したいところです。