岩井コスモホールディングス株式会社の第85期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

岩井コスモホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書が発表されました。同社は証券会社を中心とした金融サービス事業を展開しており、株式市況の好調を受けて、売上高や営業利益が前年同期を大きく上回る好決算となりました。第3四半期連結累計期間の売上高は173億13百万円と前年同期比18.1%増加し、経常利益も55億73百万円と43.5%の大幅増となりました。この背景には、オンラインサービスの強化や新商品の投入など、顧客ニーズにきめ細かく対応した取り組みが功を奏したものと考えられます。

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企業情報

企業名: 岩井コスモホールディングス株式会社
証券コード: 87070
決算期: 2023年3月期

岩井コスモホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

岩井コスモホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。 決算発表は年4回行われ、第1四半期は8月、第2四半期(半期)は11月、第3四半期は2月、そして本決算は5月にそれぞれ発表されます。

主な事業

岩井コスモホールディングス株式会社は、金融サービス事業を中心に展開しています。主な事業としては、証券会社の岩井コスモ証券株式会社の運営があげられます。同社は個人投資家向けの対面・オンラインでの証券取引サービスを提供しています。また、グループ会社の岩井コスモビジネスサービス株式会社では、証券会社のバックオフィス業務を請け負っています。グループ全体で証券関連サービスの提供を行っているのが同社の特徴です。

今期の業績と利益率は?

岩井コスモホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高173億13百万円、経常利益55億73百万円と、前年同期比で大幅な増収増益となりました。利益率でみると、経常利益率は32.2%と高水準を維持しています。これは、株式市況の好調を受けて、株券等のトレーディング損益やサービス手数料収入が好調に推移したためです。

売上・利益の推移

岩井コスモホールディングス株式会社の売上高と利益の推移をみると、過去3年間では増収増益基調にあります。2022年3月期は新型コロナ禍の影響で一時的に業績が落ち込みましたが、2023年3月期は経常利益が前期比11.7%増の51億65百万円と回復。そして当第3四半期も大幅な増収増益となっています。主力の証券業務が好調に推移していることが同社の業績を牽引しているといえるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

岩井コスモホールディングス株式会社の2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表は、総資産が1,978億8百万円となっています。前期末比で142億98百万円の増加となっています。主な増加要因は、預託金の増加が挙げられます。一方、負債は1,358億45百万円と98億93百万円増加しています。この増加の主な内容は預り金の増加です。純資産は619億62百万円と44億5百万円の増加となりました。

資産の部

資産の部では、預託金が184億68百万円増加した一方で、信用取引資産が54億95百万円減少しています。預託金の増加は顧客分別金の増加によるものです。負債の部では、預り金が161億26百万円増加しています。純資産は利益剰余金の増加などにより、前期末比で44億5百万円増加しました。

負債の部

負債の部では、信用取引負債が76億34百万円減少したものの、預り金が161億26百万円増加したことが特徴的です。これは、顧客からの預り金が大幅に増加したことを示しています。一方で、短期借入金などの負債の増減はあまり大きくないことから、同社の財務基盤は安定的に推移していると評価できます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の増加により619億62百万円と前期末比で44億5百万円の増加となりました。自己資本比率も31.3%と高水準を維持しており、財務の健全性が確認できます。

ROAとROE

岩井コスモホールディングス株式会社の収益性を示す指標であるROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本当期純利益率)は、直近3期ともに改善傾向にあります。ROAは2.8%から3.1%、ROEは4.9%から6.3%とそれぞれ上昇しています。これは、営業収益の増加や費用の効率化などにより、経常利益と純利益が堅調に推移したことが要因です。企業価値の向上につながる好業績が続いている状況と言えるでしょう。

キャッシュフロー

同社の直近の四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは29億98百万円のプラスとなっています。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスの4億27百万円となり、固定資産の取得などによる支出がありました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより12億92百万円のマイナスとなっています。全体としては、現金及び現金同等物の期末残高は74億36百万円と、手元流動性は良好な状況にあります。

配当の支払額

岩井コスモホールディングス株式会社は、第2四半期末と期末の年2回、配当を実施しています。2023年12月期の第2四半期末配当は1株当たり20円、通期では年間配当は1株当たり80円となる見通しです。この水準は前期の80円と同額であり、安定的な配当政策を維持しています。同社は株主還元にも力を入れており、今後も業績に応じた適切な配当を実施していくと考えられます。

今後の展望

岩井コスモホールディングス株式会社は、デジタル化の推進やサービスの高度化などに取り組んでおり、今後も安定的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。特に、オンラインサービスの拡充や新しい投資商品の投入など、顧客ニーズに合った施策を展開していく方針です。また、グループ全体の経営効率化にも注力しており、費用の最適化にも取り組んでいます。このような実効性のある経営戦略により、同社は今後も堅調な業績を維持できると考えられます。

編集部のまとめ

岩井コスモホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、株式市況の好調を反映して大幅増収増益となりました。売上高173億13百万円、経常利益55億73百万円と、前年同期を大きく上回る好業績で、利益率も高水準を維持しています。また、財務の健全性も高く、配当の安定性も確保できています。今後もデジタル化やサービスの高度化に取り組み、持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

岩井コスモホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

岩井コスモホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、年4回の決算発表を行っています。配当は年2回、第2四半期末と期末に実施しており、2023年12月期は年間80円の配当を予定しています。このように同社は、安定的な業績と株主還元を両立させる経営を行っていることが特徴的です。

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