株式会社池田泉州ホールディングスの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。経常利益が前年同期比13,275百万円と大幅に増加し、株主の皆様にとって良い決算報告となりました。この決算の内容と、今後の企業の方向性について分かりやすくご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社池田泉州ホールディングス
証券コード: 87140
決算期: 3月期
株式会社池田泉州ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社池田泉州ホールディングスの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日までとなります。通期決算は5月上旬に発表されます。
主な事業
株式会社池田泉州ホールディングスは銀行業務を中心に、リース業務や証券・クレジットカード業務などを展開する総合金融グループです。主要な子会社に株式会社池田泉州銀行があり、個人・法人のお客様への幅広い金融サービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
2023年12月期第3四半期の経常利益は132億75百万円と、前年同期比で33億98百万円も増加しました。利益率も大幅に改善されており、経営の効率化が進んでいるようです。
売上・利益の推移
株式会社池田泉州ホールディングスの売上高は2022年度第3四半期が666億28百万円、2023年度第3四半期は637億50百万円と減少しましたが、経常利益は92億77百万円から132億75百万円と大幅に増加しています。経費の削減など収益性の改善に成功したと言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社池田泉州ホールディングスの2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が6兆5,033億46百万円となっています。前期末比で2,847億56百万円増加しており、積極的な事業展開が伺えます。
資産の部
資産の部では、貸出金が4兆8,381億21百万円と前期末比で1,009億29百万円増加しました。一方、有価証券は5,722億96百万円と853億12百万円増加しています。キャッシュも9,168億42百万円と大幅に増加しました。
負債の部
負債の部では、預金が5兆7,237億52百万円と前期末比で1,445億2百万円増加しています。借用金も4,076億67百万円と大幅に増加しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,016億60百万円と前期末比62億66百万円増加しました。自己資本比率も3.58%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社池田泉州ホールディングスのROA(総資産経常利益率)は前期の1.60%から2.04%に、ROE(自己資本当期純利益率)は前期の3.64%から3.58%となっています。ROAは改善されていますが、ROEはやや低下しています。今後は収益力の向上とともに、資本効率の改善も課題となりそうです。
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが1,187億52百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは726億64百万円の支出となっており、積極的な設備投資などを行っていることがわかります。財務活動によるキャッシュ・フローは340億69百万円の支出となっています。
配当の支払額
株式会社池田泉州ホールディングスは、2023年12月期の中間配当金を1株当たり6円25銭としました。前年同期の中間配当金が5円と比べると、配当金が増加しています。株主への利益還元が進んでいると言えるでしょう。
今後の展望
株式会社池田泉州ホールディングスは、デジタルバンク事業の開始に向けて2024年2月1日に子会社「01Bank(ゼロワンバンク)設立準備株式会社」を設立しました。これにより、デジタル化に対応した新しい金融サービスを提供し、収益の拡大を図っていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社池田泉州ホールディングスの2023年12月期第3四半期決算は、経常利益が大幅に増加するなど良好な結果となりました。デジタルバンク事業の開始など、新たな取り組みにも注目が集まります。今後の企業成長に期待が高まる決算報告となっています。
株式会社池田泉州ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社池田泉州ホールディングスの決算日は3月31日、第3四半期の決算日は12月31日です。また、中間配当金は1株当たり6円25銭と前年同期比で増配となりました。株主還元強化の姿勢が伺えます。今後の業績と株価の動向に注目していきたいと思います。
