アニコム ホールディングス株式会社は、ペット保険を中心とした事業を展開している企業です。堅調な売上と利益の増加が特徴的で、新型コロナウイルスの影響を受け難い事業構造となっています。今後もオンラインサービスの拡大やペット健康サービスの展開など、業容の拡大が期待されています。
企業情報
企業名: アニコム ホールディングス株式会社
証券コード: 87150
決算期: 3月期
アニコム ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アニコム ホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。通期決算の発表は5月下旬、第2四半期決算の発表は11月中旬、第3四半期決算の発表は2月中旬となっています。
主な事業
アニコム ホールディングス株式会社の主な事業は、ペット保険の提供です。ペット保険以外にも、ペット向けインターネットサービスや動物病院支援、遺伝子検査など、ペット関連の幅広いサービスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は44,936百万円、経常利益は3,276百万円と、前年同期比でそれぞれ6.9%、21.4%の増加となりました。利益率も高水準を維持しており、経常利益率は7.3%と、業界トップクラスの収益性を誇っています。
売上・利益の推移
アニコム ホールディングスは、近年堅調な業績を続けています。売上高は3期連続で増加し、2023年3月期には前期比6.9%増の41,407百万円と過去最高を記録しました。利益面でも、経常利益が3期連続で増加し、2023年3月期には前期比24.2%増の3,685百万円と、業績は順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
アニコム ホールディングスの2023年12月末時点の総資産は63,043百万円と、前期末比1,635百万円の増加となりました。負債は34,073百万円、純資産は28,969百万円と、財務体質は健全に推移しています。
資産の部
総資産の増加は主に、有価証券の増加12,165百万円によるものです。現金及び預貯金は減少しましたが、安定的な資産構成を維持しています。
負債の部
負債の増加は主に、保険契約の増加に伴う保険契約準備金の増加870百万円によるものです。金融機関からの借入はなく、健全な財務基盤を確立しています。
純資産の部
純資産は前期末比785百万円増加し、28,969百万円となりました。この増加は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益2,041百万円の計上によるものです。自己資本比率は46.0%と、健全な水準を維持しています。
ROAとROE
アニコム ホールディングスのROA(総資産利益率)は5.5%、ROE(自己資本利益率)は9.3%と、いずれも高水準を維持しています。ペット保険事業を中心とした収益性の高い事業ポートフォリオと、効率的な資産運用により、高い収益性を実現しています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,733百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが12,784百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,341百万円の支出となりました。これにより、当第3四半期末の現金及び現金同等物は17,443百万円となっています。
配当の支払額
アニコム ホールディングスは株主還元にも積極的で、2023年6月期の1株当たり年間配当金は4.00円と、前期比増配となっています。配当性向も14.2%と、安定的な水準を維持しています。
今後の展望
アニコム ホールディングスは、ペット保険事業の市場シェアの拡大に加え、遺伝子検査や動物病院向けシステムなど、新規事業の拡大にも注力しています。今後も売上と利益の持続的な成長が期待されており、さらなる業績拡大が見込まれます。
編集部のまとめ
アニコム ホールディングスは、ペット保険事業を中心に順調な業績を遂げている企業です。直近の四半期決算では売上高と経常利益が大幅に増加し、安定した収益性を示しています。今後も新規事業の拡大などにより、さらなる成長が期待されるでしょう。株主還元にも積極的で、配当利回りも魅力的といえるでしょう。
アニコム ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アニコム ホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算の発表は2月中旬となっています。また、1株当たり年間配当金は4.00円と、株主還元にも積極的な企業だと言えます。今後も業績拡大が見込まれるため、投資家の注目を集めるでしょう。