イー・ギャランティ株式会社の直近の決算報告書が発表されました！信用保証事業を展開する同社は、売上高や利益が堅調に推移しており、今後の成長に期待が高まっています。
企業情報
企業名: イー・ギャランティ株式会社
証券コード: 87710
決算期: 3月期
イー・ギャランティ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
同社の決算日は3月31日で、2024年3月期の第3四半期決算が先日発表されました。年4回の四半期決算を行っており、通期の本決算は2024年6月に行われる予定です。
主な事業
イー・ギャランティ株式会社は、売掛債権の信用保証サービスを主力事業としています。主に事業法人や金融法人に対して信用保証を提供しており、顧客の売上債権の回収リスクを軽減することで、円滑な取引を支援しています。
その他、匿名組合出資による投資事業なども行っており、多角的な収益基盤を築いています。
今期の業績と利益率は？
第3四半期累計期間の業績は売上高6,821百万円、経常利益3,652百万円と、前年同期に比べ増収増益となりました。営業利益率は53.2%と高水準を維持しており、安定した収益基盤を示しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は過去3年間で8,495百万円から6,821百万円へと増加傾向にあります。一方、経常利益は4,231百万円から3,652百万円へと微減となっていますが、依然として高水準を維持しています。
利益率も高く、ROAが10.2%、ROEが13.0%と健全な財務状況を実現しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の財務状況は健全に推移しています。総資産は前期末比2.4%増の28,665百万円、純資産は同5.8%増の23,274百万円となっています。
現金及び預金は減少したものの、投資有価証券が大幅に増加しており、財務基盤の強化が進んでいることがわかります。
資産の部
流動資産は16,374百万円と前期末比14.0%減少しました。一方で、投資有価証券が3,199百万円増加し、固定資産は12,290百万円と37.2%増加しています。
この結果、総資産は28,665百万円となりました。
負債の部
負債合計は5,391百万円と前期末比10.1%減少しました。流動負債は5,275百万円と10.3%減少し、固定負債は115百万円で変動はありませんでした。
このように負債が削減され、財務健全性が高まっています。
純資産の部
純資産合計は23,274百万円と前期末比5.8%増加しました。利益剰余金が794百万円増加し、自己資本比率は74.1%と高水準を維持しています。
ROAとROE
イー・ギャランティ株式会社のROAは10.2%、ROEは13.0%と、いずれも高い水準にあります。
安定的な収益力と効率的な資本運用により、株主価値の向上に貢献しているといえるでしょう。
キャッシュフロー
今期第3四半期までの営業キャッシュ・フローは1,647百万円の増加となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは3,687百万円の減少となっています。
これは主に投資有価証券の取得に伴うものです。全体として4,119百万円のキャッシュが減少している状況です。
配当の支払額
同社は株主還元に積極的で、第2四半期に1株当たり34円の中間配当を行っています。前期の年間配当が52円だったことから、今期の年間配当も50円前後となる見込みです。
今後の展望
売掛債権保証サービスの需要は引き続き高く、保証債務残高も順調に拡大しています。また、新規顧客の開拓や営業体制の強化により、今後の業績拡大が期待されます。
さらに、投資事業からの収益も安定して貢献しており、同社の収益基盤は多様化が進んでいると言えます。
編集部のまとめ
イー・ギャランティ株式会社は信用保証事業を中心に堅調な業績を維持しています。高い収益性と健全な財務体質を背景に、株主還元にも積極的で安定配当が期待できます。今後も、事業の拡大と収益力の向上が見込まれ、同社の株式は魅力的な銘柄といえるでしょう。
イー・ギャランティ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。直近の第3四半期決算では、売上高6,821百万円、経常利益3,652百万円と好業績を収めました。また、株主還元にも積極的で、1株当たり34円の中間配当を実施しています。今後も事業拡大と収益力向上が期待できる同社に注目が集まっています。
