株式会社アサックスの最新の四半期決算がアップデートされました。この企業は不動産担保ローンを主力事業とする金融会社で、着実な業績を維持しており、投資家の注目を集めています。今回は同社の決算内容を分かりやすくご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社アサックス
証券コード: 87720
決算期: 4月1日〜3月31日
株式会社アサックスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社アサックスの決算日は3月31日で、決算短信の提出は6月下旬、株主総会は6月下旬に開催されています。また、四半期決算の発表は2月、5月、8月、11月に行われています。
主な事業
株式会社アサックスは不動産担保ローン事業を主力事業としています。不動産を担保にした融資を行い、利ざやを得ることが主な収益源となっています。住宅地や商業地の地価が堅調に推移する中、同社は着実な業績を上げています。
今期の業績と利益率は？
現在の第55期第3四半期累計期間の業績は、営業収益4,993,742千円、営業利益3,452,456千円、経常利益3,345,468千円、四半期純利益2,167,941千円となっています。前年同期比で営業収益は8.0%増、営業利益は6.5%増、経常利益は3.2%増、四半期純利益は2.5%増と、順調に増加しています。
売上・利益の推移
最近3年間の業績を見ると、営業収益は6,180,844千円(2023年3月期)、4,624,971千円(2022年3月期)、5,076,862千円(2021年3月期)と、堅調に推移しています。また、経常利益は2,799,768千円(2023年3月期)、3,243,080千円(2022年3月期)、2,667,207千円(2021年3月期)と、高い水準を維持しています。一貫して高い収益性を示しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アサックスは単体決算のため、四半期連結貸借対照表は作成していません。代わりに四半期貸借対照表を作成しています。
資産の部
流動資産は98,360,648千円で、その大部分を営業貸付金92,911,952千円が占めています。また、固定資産は7,027,844千円となっています。
負債の部
流動負債は16,940,677千円、固定負債は43,241,859千円となっています。主な内訳は1年以内返済予定の長期借入金16,223,624千円、長期借入金41,582,075千円です。
純資産の部
純資産は45,205,955千円となっています。利益剰余金が42,899,357千円と大部分を占めています。自己資本比率は42.9%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は3.2%、ROE(自己資本利益率)は4.8%となっています。いずれも高水準を維持しており、高い収益性と効率性が特徴的です。今後も安定した収益基盤を活かし、更なる成長が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは営業債権の増加などにより減少傾向にあります。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券取得による支出などにより減少しています。財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の増加などにより増加しています。全体としては慎重な成長戦略を実行していると言えます。
配当の支払額
株式会社アサックスは年間配当金18円を安定的に維持しています。配当性向は21.2%となっており、株主への還元にも意を払っています。今後も安定配当を続けることが期待されます。
今後の展望
今後の展望としては、主力のリテール事業の着実な成長に加え、オフショア事業の拡大に期待が高まっています。特に、米国子会社の設立など海外展開にも意欲的です。また、デジタル化の推進や新商品開発にも注力し、更なる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社アサックスは、堅調な業績と高収益性を維持する優良企業です。不動産担保ローンという安定した収益基盤に加え、海外展開や新商品開発にも取り組むなど、今後の成長にも期待が持てます。配当も安定しているため、長期保有に適した銘柄といえるでしょう。
株式会社アサックスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アサックスの決算日は3月31日で、決算短信は6月下旬、株主総会は6月下旬に開催されています。配当は年間18円を安定的に支払っており、配当性向は21.2%となっています。同社は不動産担保ローン事業を主力に、順調な業績を維持しており、今後も着実な成長が期待されます。
