フィンテック業界のリーダー企業「フィンテック グローバル株式会社」の決算報告をご紹介します。堅調な業績と将来への期待が感じられる内容になっています。当社は今後も新規事業への挑戦と安定成長を目指していきます。
企業情報
企業名: フィンテック グローバル株式会社
証券コード: E05492
決算期: 2024年9月期
フィンテック グローバル株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
フィンテック グローバル株式会社の決算日は9月30日で、四半期決算は12月、3月、6月、9月の年4回行われています。決算発表は四半期決算後約1ヶ月半後の11月、5月、8月、2月に行われます。
主な事業
フィンテック グローバル株式会社は、投資銀行事業、公共コンサルティング事業、エンタテインメント・サービス事業の3つの事業を展開しています。投資銀行事業では事業承継ソリューションや航空機アセットマネジメントなどに強みを発揮し、公共コンサルティング事業では財務書類作成支援やマネジメント支援で自治体から高い評価を得ています。また、エンタテインメント事業では「ムーミンバレーパーク」の運営などにも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は売上高6,555百万円、営業利益1,646百万円と前年同期比で大幅な増加となりました。売上総利益率は58.9%と高水準を維持しており、収益性の高い事業展開を行っていると評価できます。
売上・利益の推移
直近の2期間を見ると、売上高は44.7%増、営業利益は154.9%増と大幅な伸びを示しています。主力の投資銀行事業が好調に推移したことや、公共コンサルティング事業の収益も増加したことが要因です。今後も成長が期待できる企業といえます。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末より7.8%増加し20,623百万円となりました。これは主に現金及び預金、販売用不動産、有形固定資産の増加によるものです。一方、負債は5.7%増加の10,286百万円、純資産は10.0%増加の10,336百万円となりました。安定した財務基盤を確保できています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が257百万円増加したほか、販売用不動産が512百万円増加、有形固定資産が499百万円増加しています。これらの増加は主に事業拡大に伴う投資によるものです。
負債の部
負債の部では、短期借入金が613百万円増加しましたが、長期借入金が280百万円減少しています。事業投資のための資金調達を行いつつ、着実な返済を進めています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,117百万円増加しています。一方、自己株式の取得により149百万円減少しました。全体としては10.0%の増加となっています。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は7.7%、ROE(自己資本利益率)は12.5%となっています。ROAは前年同期比で約1.5ポイント上昇、ROEは約2.5ポイント上昇しており、収益性の向上と財務の健全性が確認できます。今後も高い収益性を維持し続けることが期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは833百万円の増加となり、投資活動によるキャッシュ・フローは603百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは14百万円の増加となりました。全体として現金及び現金同等物が242百万円増加し、3,111百万円となっています。事業投資と財務の健全性のバランスが取れている状況です。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間において、配当の支払は行われていません。将来的に業績拡大に伴い、株主への利益還元も検討されると考えられます。
今後の展望
フィンテック グローバル株式会社は、事業承継支援や航空機アセットマネジメントなど高収益分野への注力、公共コンサルティング事業の受注拡大、「ムーミンバレーパーク」の集客アップなど、各事業分野で強みを活かした積極的な事業展開を行っています。今後も高い収益性と着実な成長を遂げることが期待されます。
編集部のまとめ
フィンテック グローバル株式会社の決算は、売上高、営業利益ともに大幅な増加となり、高収益体質が維持されています。事業ポートフォリオの最適化と新規事業への挑戦により、企業価値の向上に努めています。今後も安定成長と株主還元に期待が高まる存在になっていくでしょう。
フィンテック グローバル株式会社の決算日や配当についてまとめました。
フィンテック グローバル株式会社の決算日は9月30日、四半期決算は年4回行われています。当第2四半期は増収増益となり、高い収益性を維持しています。一方、配当については現状行われておりませんが、今後の業績拡大に伴い、株主還元策の強化も期待されます。当社は今後もフィンテック業界のリーディングカンパニーとして注目が集まりそうです。