住友不動産株式会社の第91期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

住友不動産株式会社の第3四半期決算が発表されました。増収増益と、3期連続の経常最高益、11期連続の純利益最高益を達成したとのことです。賃貸物件の新規稼働やマンション分譲の強調など、すべての主要事業部門が好調に推移しているようですね。着実な企業価値の向上に期待がかかっています。

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企業情報

企業名: 住友不動産株式会社
証券コード: 88300
決算期: 2023年3月期

住友不動産株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

住友不動産株式会社の決算日は3月31日で、毎年6月下旬に定時株主総会が開催されています。第3四半期決算は、2023年12月31日時点のものが今回公表されたものです。

主な事業

住友不動産株式会社は、不動産賃貸事業不動産販売事業完成工事事業不動産流通事業などを展開しています。特に東京都心部のオフィスビルの開発・保有・運営に強みを発揮しており、安定した賃貸収益を確保しています。マンション販売やハウジング、仲介業務など、不動産関連事業を幅広く手がけている総合デベロッパーです。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高7,264億円営業利益2,039億円経常利益2,073億円純利益1,455億円と、前年同期と比べ全ての項目で増加しています。特に営業利益、経常利益、純利益は第3四半期累計期間として過去最高を更新しました。利益率も良好に推移していることがわかります。

売上・利益の推移

過去10年以上にわたり、増収増益を続けてきた住友不動産。2023年3月期決算では、経常利益は2,366億円、純利益は1,619億円と、過去最高を記録しました。足元の第3四半期決算でも、さらなる売上増加と利益拡大が確認できます。不動産賃貸事業と不動産販売事業が業績を牽引しており、安定した収益基盤を築いていると評価できるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

住友不動産の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計6兆5,851億円と、前期末から約2,200億円増加しています。この背景には、東京都心部を中心とした大型オフィスビルの新規開発・取得が寄与していると考えられます。一方で、負債合計4兆6,029億円と増加傾向にあるものの、自己資本比率は30.1%と高水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、有形固定資産が4兆5,015億円と全体の約7割を占めています。主に東京都心部のオフィスビルが大きな割合を占めており、これらの物件の時価評価額の上昇により含み益が積み上がっていると考えられます。また、投資有価証券も8,204億円と増加しています。

負債の部

負債の部では、有利子負債が3兆5,328億円と増加傾向にあります。これは、新規開発物件への投資資金を賄うためと考えられますが、財務の健全性は確保されています。一方で、預り敷金及び保証金2,534億円も計上されており、テナントとの長期安定的な関係が窺えます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1兆5,149億円に積み上がっており、着実に企業価値が向上していることがわかります。また、その他有価証券評価差額金2,322億円も計上されており、保有する投資有価証券の含み益も大きいことが分かります。

ROAとROE

住友不動産のROA(総資産利益率)は2.8%、ROE(自己資本利益率)は8.3%となっています。これらの指標は、不動産業界の平均水準を上回る高い水準にあり、資産効率と資本効率が良好であると評価できます。過去10年以上にわたり、安定的な収益力と成長力を維持しており、今後も企業価値の向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,650億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが795億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが786億円のマイナスとなりました。営業活動によるキャッシュ・フローが好調に推移しており、保有不動産からの安定したキャッシュ・フローが確保できていることがわかります。

配当の支払額

住友不動産は、従来から株主還元に積極的で、安定配当を続けています。当期の中間配当は1株当たり29円、通期の年間配当は1株当たり57円を予定しています。配当性向は約20%前後に設定しており、利益の成長に合わせて着実に増配が行われています。株主還元の充実した企業として評価されています。

今後の展望

住友不動産は、中期経営計画において2026年3月期の経常利益3,000億円の達成を目指しています。新規開発物件の稼働や、不動産事業全般の収益力向上により、この目標は確実に実現できると期待されます。オフィス賃貸や分譲住宅、ハウジング、不動産流通といった幅広い事業領域で、今後も高い収益力と持続的な成長が見込めるでしょう。

編集部のまとめ

住友不動産は、東京都心部を中心とした不動産賃貸事業と、分譲住宅を中心とした不動産販売事業を両輪とする総合デベロッパーです。新型コロナの影響からも早期に回復し、当第3四半期は過去最高益を更新するなど好調な業績を維持しています。安定した収益基盤を持ち、着実な企業価値の向上が期待されるため、注目企業の1社と言えるでしょう。

住友不動産株式会社の決算日や配当についてまとめました。

住友不動産の決算日は3月31日で、毎年6月下旬に定時株主総会が開催されています。当期の年間配当は1株当たり57円を予定しており、安定した株主還元を行っています。今後も不動産賃貸事業や不動産販売事業の成長を背景に、更なる業績拡大が期待されます。

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