株式会社エリアクエストの最新の決算報告書をご紹介します。不動産ソリューション事業を手掛ける同社は、堅調な業績を維持しています。今回の四半期決算でも売上高や利益が好調だったほか、資産規模の拡大も見られました。
今後の展望も明るく、株主還元も継続されるなど、注目の企業といえるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社エリアクエスト
証券コード: E04008
決算期: 6月
株式会社エリアクエストの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エリアクエストの決算期は6月末です。年1回の本決算に加え、四半期ごとに決算報告書を開示しています。次の決算発表は2024年5月下旬の予定です。
主な事業
株式会社エリアクエストは、不動産ソリューション事業を中心に事業を展開しています。具体的には、不動産のビル管理、テナント誘致、契約管理などのサービスを提供しています。
オフィスビルや商業施設、賃貸マンションなどをトータルでサポートしており、不動産オーナーの課題解決に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は売上高1,754,043千円、営業利益100,211千円、経常利益153,194千円、親会社株主に帰属する四半期純利益107,064千円と、いずれも前年同期を上回る好調な結果となりました。
特に経常利益の伸び率は19.5%増と、企業の収益力が着実に高まっていることが分かります。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高はほぼ横ばいで推移しているものの、利益面では増加基調にあります。
これは同社が収益性の高い事業に注力していることが要因と考えられ、高い収益力を維持できているといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
同社の最新の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が4,324,918千円と、前期末比で513,532千円増加しています。
この増加の主な要因は、投資有価証券183,959千円の増加や敷金及び保証金136,461千円の増加などです。
資産の部
資産の部では、流動資産が816,512千円、固定資産が3,501,744千円となっています。
流動資産は現金及び預金の増加などで増加し、固定資産は投資有価証券や敷金及び保証金の増加により拡大しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が900,305千円、固定負債が1,703,768千円となっています。
流動負債は未払金の増加などで、固定負債は長期借入金や長期預り保証金の増加で増加しています。
純資産の部
純資産は1,720,845千円で、前期末比で99,458千円増加しています。
この増加の主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益107,064千円の計上とその他有価証券評価差額金201,494千円の増加です。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は3.5%、ROE(自己資本利益率)は6.2%となっています。
前年同期と比べて若干低下していますが、依然として健全な水準を維持しており、企業の収益性と効率性が高いことが分かります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは153,715千円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは△325,050千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは251,770千円のプラスとなっています。
投資活動の増加が目立ちますが、全体としては堅調なキャッシュ・フローが確保されています。
配当の支払額
当期の1株当たりの配当金は2.0円で、配当性向は33.0%となっています。
前期と同水準の配当を維持しており、株主還元にも力を入れている企業といえます。
今後の展望
同社は今後も不動産ソリューション事業を中心とした成長戦略を推進していく方針です。
オフィスやアパートなどの不動産オーナーのニーズに応えるサービスを拡充し、さらなる収益力の強化を目指します。
株主還元も継続して行っていくことから、同社の株式は中長期的に注目される銘柄といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エリアクエストの決算は、売上高、利益ともに好調な結果となりました。不動産市場の堅調な需要を背景に、同社のサービスが高く評価されていることが分かります。
今後も業績拡大と株主還元の継続が期待できる企業だといえるでしょう。
株式会社エリアクエストの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は6月末で、年1回の本決算に加え、四半期ごとに決算報告書を開示しています。
1株当たりの配当金は2.0円で、配当性向は33.0%です。株主還元にも力を入れていることから、同社の株式は中長期的に注目される銘柄といえるでしょう。