株式会社カチタスの第46期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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中古住宅再生事業で高成長を続ける株式会社カチタス。この度、同社の2023年4月1日から2024年3月31日までの第3四半期連結決算が発表されました。売上高は前年同期比5.6%増の93,669百万円と大幅な増収となり、経常利益は14.7%減の9,107百万円と減益となりました。しかし、利益率は前年同期比0.8ポイント改善するなど、着実な収益基盤の強化が見られます。

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企業情報

企業名: 株式会社カチタス
証券コード: E33622
決算期: 3月期

株式会社カチタスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社カチタスの決算日は3月31日です。第3四半期は2023年12月31日までとなっています。年4回の決算発表を行っており、3月期決算は毎年5月頃、第1四半期は8月頃、第2四半期は11月頃、第3四半期は2月頃に発表されます。

主な事業

株式会社カチタスは、中低所得者層を主な顧客層として「新築」「中古」「賃貸」に代わる「第四の選択肢」を提供することを目指しています。具体的には、築古の戸建物件を取り扱い、リフォームで価値を高めて販売する中古住宅再生事業を展開しています。顧客のニーズに合ったリフォーム企画や低価格帯の住宅を提供することで、着実に販売件数を伸ばしています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が93,669百万円と前年同期比5.6%増と好調でした。利益面では、経常利益が9,107百万円と14.7%減少しましたが、売上総利益率は前年同期比0.8ポイント上昇するなど、収益性の向上も見られます。コスト上昇に対しても、販売方針の見直しなどによりしっかりと対応できています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は121,341百万円、13,833百万円と順調に増加しています。一方で、経常利益は10,681百万円、9,107百万円と減少傾向にあります。ただし、先述の通り利益率は改善傾向にあり、継続的な収益基盤の強化が図られています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は72,299百万円と前期末から大きく増加しています。これは主に、現金及び預金が4,367百万円、販売用不動産及び仕掛販売用不動産が2,091百万円増加したためです。一方、負債は34,184百万円となり、長期借入金が8,000百万円増加した一方で、短期の未払金等が減少しています。純資産は38,115百万円と着実に積み上がっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が13,095百万円販売用不動産と仕掛販売用不動産が合計56,235百万円となっています。この2つで資産の大半を占めており、中古住宅再生事業の収益基盤となっています。

負債の部

負債の部では、長期借入金が26,500百万円と大きな割合を占めています。一方で短期の未払金などは減少しており、長期資金の調達による財務体質の強化が進んでいます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が30,947百万円と着実に積み上がっています。自己資本比率は52.6%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ROAは前期の8.5%から7.2%に低下していますが、これは総資産が増加したためです。一方、ROEは前期の16.1%から15.5%とほぼ横ばいを維持しています。これは利益率の改善と自己資本の蓄積により、収益性と資本効率性が保たれていることを示しています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは9,200百万円の収入となっています。これは販売用不動産及び仕掛販売用不動産の増加があったものの、税金等の支払額減少などによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは137百万円の支出で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは4,736百万円の支出で、主に配当金の支払いと借入金の返済によるものです。全体としては、4,367百万円のキャッシュ増加となっています。

配当の支払額

当期の配当金は、中間配当が1株27円、期末配当が未定となっています。前期の年間配当金は52円でしたので、今期も前期並みの水準を維持する可能性が高いと考えられます。株主還元にも力を入れている同社の姿勢が垣間見えます。

今後の展望

株式会社カチタスは、中古住宅再生事業の拡大に注力しています。物件の厳選仕入れと顧客ニーズに合ったリフォーム企画により、販売件数と収益性の両立を図っています。一方で人件費やデジタル化投資などコストの上昇にも着実に対応しており、今後も安定成長が期待できます。中古住宅需要の高まりを捉え、「第四の住宅選択肢」としての地位をさらに確立していくことが同社の成長戦略と言えるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社カチタスは、中古住宅再生事業で高成長を遂げています。第3四半期決算では、売上高が5.6%増加し、利益率も改善するなど、順調な業績を維持しています。資産規模の拡大と財務体質の強化も進んでおり、今後の更なる成長が期待できます。同社の「第四の住宅選択肢」の提案は、中低所得者層のニーズにしっかりと応えられており、中古住宅再生市場の有望な存在であると言えるでしょう。

株式会社カチタスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社カチタスの決算日は3月31日で、年4回の決算発表を行っています。配当については、中間配当が1株27円、期末配当が未定となっています。前期の年間配当金は52円でしたので、今期も前期並みの水準を維持する可能性が高いと考えられます。株主還元にも力を入れている同社の姿勢が垣間見えます。

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