株式会社誠建設工業の2023年12月期第3四半期決算報告書を見てみると、大変良い業績となっているようですね。建売住宅事業の好調な推移や安定した収益性など、株式会社誠建設工業は着実に成長を遂げています。今後の展望も明るいと言えそうです。株主の皆さまにとっても嬉しいニュースだと思います。
企業情報
企業名: 株式会社誠建設工業
証券コード: E04049
決算期: 2023年12月期第3四半期
株式会社誠建設工業の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社誠建設工業の決算期は3月31日です。第3四半期の決算発表は2024年2月9日に行われる予定となっています。
主な事業
株式会社誠建設工業は、建売住宅事業を中心に「より良い家をより安く提供する」という経営理念のもと、地域に密着した事業を展開しています。その他にも戸建分譲住宅事業や不動産仲介事業、不動産賃貸事業など、多角的な事業を手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,446百万円と前年同期比で3.3%の増収となりました。また、売上総利益は446百万円で前年同期比1.1%の増益となっています。利益率も安定して推移しており、経常利益率は7.1%と健全な水準を保っています。
売上・利益の推移
株式会社誠建設工業は、過去3年間で売上高が3,467百万円から2,446百万円に増加しており、業績は堅調に推移しています。利益面でも、経常利益が170百万円から174百万円に増加するなど、収益性も高まっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社誠建設工業の四半期連結貸借対照表を見ると、資産の部では流動資産が4,169百万円、固定資産が1,109百万円となっています。負債の部では流動負債が729百万円、固定負債が660百万円となっています。純資産は3,888百万円と、健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,316百万円、販売用不動産が706百万円、仕掛販売用不動産が1,932百万円となっています。これらの増加が資産全体の増加につながっています。
負債の部
負債の部では、支払手形・工事未払金が355百万円、長期借入金が630百万円となっています。短期借入金が減少したものの、長期借入金が増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,872百万円と堅調に推移しており、自己資本比率は73.7%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社誠建設工業のROA(総資産利益率)は3.3%、ROE(自己資本利益率)は4.1%と、ともに良好な水準を維持しています。これは、建売住宅事業を中心とした安定した収益基盤を持つことで、効率的な経営が行われていることがうかがえます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっており、事業活動が順調に推移していることがわかります。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていることから、今後の設備投資や M&A などへの対応が必要になると考えられます。
配当の支払額
株式会社誠建設工業は、1株当たり年間配当金を25円と安定して配当を行っています。この水準は、業績や財務体質を考えると適切な水準だと評価できるでしょう。株主の期待に応えるべく、今後も安定的な配当の実施が期待されます。
今後の展望
株式会社誠建設工業は、建売住宅事業を中心に安定した収益基盤を持っており、今後も堅調な事業展開が期待できると考えられます。一方で、原材料価格の高止まりなどの外部環境の変化にも注意を払う必要があります。そのため、収益力の維持・向上と財務体質の強化に取り組むことが重要だと思われます。
編集部のまとめ
株式会社誠建設工業の2023年12月期第3四半期決算は、建売住宅事業の伸長と安定した収益性が特徴的でした。売上高、経常利益ともに前年同期を上回るなど、業績は順調に推移しています。また、財務体質も健全で、ROAやROEも良好な水準を維持しています。今後も、同社の安定した経営基盤を活かし、さらなる成長が期待できそうです。
株式会社誠建設工業の決算日や配当についてまとめました。
株式会社誠建設工業の決算期は3月31日で、第3四半期の決算発表は2024年2月9日に行われる予定です。また、同社は1株当たり年間配当金を25円と安定して配当を実施しており、株主還元にも積極的な企業といえます。今後も安定的な業績と配当の継続が期待されます。