こんにちは。今回は、株式会社ハウスフリーダムの最新の決算報告をお届けします。ハウスフリーダムは不動産関連事業を展開する大阪府を中心とする企業で、不動産仲介事業や新築戸建分譲事業などを手がけています。
企業情報
企業名: 株式会社ハウスフリーダム
証券コード: 89960
決算期: 2024年12月期
株式会社ハウスフリーダムの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハウスフリーダムの決算日は12月31日です。
決算日の約4ヵ月後の5月15日に四半期報告書の提出が行われます。
主な事業
株式会社ハウスフリーダムの主な事業は、不動産仲介事業、新築戸建分譲事業、建設請負事業、損害保険代理事業、不動産賃貸事業の5つに分かれています。
不動産仲介事業が同社の中核事業で、地域密着型の営業活動を展開しています。また、新築戸建分譲事業や建設請負事業も強みの事業分野となっています。
今期の業績と利益率は?
最新の2024年1-3月期の業績では、売上高は前年同期比で17.3%減の1,878百万円となりました。利益面では営業損失が77百万円、経常損失が106百万円と、前年同期の黒字から赤字に転じています。
この主な要因は、不動産賃貸事業における販売用不動産の販売がなかったことが影響しているようです。
売上・利益の推移
ここ数年の同社の業績をみると、売上高は堅調に推移しており、2023年12月期には過去最高の11,788百万円となりました。
一方、利益面では2024年1-3月期に赤字に転じたものの、直近の2023年12月期の経常利益は583百万円と、好業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末時点の同社の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は16,484百万円となっています。
その内訳は以下の通りです。
資産の部
流動資産が11,041百万円で、主な内訳は現金及び預金の2,646百万円、販売用不動産の2,452百万円、仕掛販売用不動産の5,650百万円などとなっています。
固定資産は5,440百万円で、有形固定資産の4,982百万円が主な構成となっています。
負債の部
負債合計は13,530百万円で、その内訳は短期借入金の3,439百万円、長期借入金の6,549百万円などとなっています。
純資産の部
純資産は2,953百万円で、自己資本比率は17.9%となっています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は2023年12月期に3.5%、ROE(自己資本利益率)は10.7%となっています。
これらの指標は直近で若干低下しているものの、概ね良好な水準を維持しており、企業収益性と資本効率性が高いことがうかがえます。
キャッシュフロー
直近の2023年12月期におけるキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローが1,172百万円のプラスとなっています。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは△507百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは△1,466百万円のマイナスとなっています。
全体としては、786百万円の純減となり、手元流動性の確保には一定の課題がある模様です。
配当の支払額
2024年3月期の1株当たりの配当金は40円となっています。前期と比べ4円の減配となっています。
この配当に対する配当性向は約46%となっており、株主還元への取り組みを継続していることがうかがえます。
今後の展望
足元では、物価上昇や住宅ローン金利の上昇などによる消費マインドの冷え込みが懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いています。
そうした中で、同社は中長期的な成長に向けて、既存事業の収益力強化やエリア内でのシェア拡大、ストックビジネスの拡大などに引き続き注力していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ハウスフリーダムは、不動産関連事業を中心に事業を展開する企業で、最新の四半期決算では一時的に業績が悪化しました。
しかし、直近の通期決算では好業績を維持しており、また株主還元にも力を入れているなど、中長期的には安定した企業と評価できるでしょう。
今後、物価上昇や金利上昇などの影響を注視しつつ、同社の戦略実行を見守っていきたいと思います。
株式会社ハウスフリーダムの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ハウスフリーダムの決算日は12月31日で、決算日の約4ヵ月後の5月15日に四半期報告書の提出が行われます。
また、最新の2024年3月期の1株当たりの配当金は40円となっています。