京浜急行電鉄株式会社の最新決算が発表されました
決算内容を分かりやすく簡単にご紹介いたします。
企業情報
企業名: 京浜急行電鉄株式会社
証券コード: 90060
決算期: 2024年3月期
京浜急行電鉄株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
京浜急行電鉄の決算日は3月31日です。
3月期決算を行い、2月中旬頃に第3四半期決算を発表しています。
主な事業
京浜急行電鉄は、鉄道事業を中心に、不動産事業、レジャー・サービス事業、流通事業などを営む総合交通企業です。
鉄道事業では京浜急行線の運営、不動産事業では賃貸・分譲マンションの開発・運営、レジャー事業ではホテルや温浴施設の運営など、幅広い事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、営業収益2,005億37百万円、営業利益233億52百万円と、前年同期比で大幅な増収増益となりました。
コロナ禍の影響が和らぎ、鉄道事業やレジャー・サービス事業などの主力事業が回復しているためです。
売上・利益の推移
京浜急行電鉄の直近3年間の売上高と純利益の推移は以下の通りです。
2022年3月期:営業収益2,530億5百万円、純利益192億33百万円
2023年3月期(今期):営業収益2,005億37百万円、純利益154億1百万円
コロナ禍の影響は徐々に和らいでおり、今期は前期比増収増益となっています。
四半期連結貸借対照表について
京浜急行電鉄の2023年12月末時点の総資産は9,553億16百万円と、前期末比198億96百万円増加しています。
一方、負債は6,646億5百万円と26億37百万円増加、純資産は2,907億10百万円と172億58百万円増加しています。
資産の部
資産は主に建設仮勘定の増加により増加しています。
建物及び構築物などが減少する一方で、投資その他の資産の増加も寄与しています。
負債の部
負債は有利子負債の増加により増加しています。
支払手形及び買掛金は減少していますが、社債や長期借入金の増加などがあったようです。
純資産の部
純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより増加しています。
自己資本比率は30.1%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
京浜急行電鉄のROA(総資産経常利益率)は2.4%、ROE(自己資本利益率)は5.9%となっています。
鉄道事業を中心とした主力事業の回復を背景に、収益性と資産効率性が向上しています。
キャッシュフロー
京浜急行電鉄のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが増加しています。
一方で投資活動によるキャッシュ・フローは減少しており、設備投資が増加していると考えられます。
配当の支払額
京浜急行電鉄は前期に続き、当期も年間12円の配当を実施しました。
業績回復を背景に、株主還元を着実に行っていく方針のようです。
今後の展望
京浜急行電鉄は、コロナ禍からの着実な回復を遂げることが期待されています。
交通事業と不動産事業を中心に、さらなる収益力の向上に取り組むことで、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
京浜急行電鉄の最新決算は、コロナ禍からの回復が顕著になっていることを示しています。
交通事業とレジャー・サービス事業が好調に推移しており、収益力の回復が進んでいます。
今後も投資と経営効率化を両立し、持続的成長を目指していくことが期待されます。
京浜急行電鉄株式会社の決算日や配当についてまとめました。
京浜急行電鉄の決算は3月期決算で、第3四半期決算を2月中旬に発表しています。
今期も前期に続き年間12円の配当を実施しており、株主還元を行っています。
業績回復の中、今後も安定した配当が期待できそうです。