鴻池運輸株式会社の第84期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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決算の内容を詳しく紹介するキーと評価します。鴻池運輸株式会社は2023年度第3四半期の売上高は2,358億75百万円と前年同期比0.5%減と落ち着いた状況でしたが、利益面では空港関連事業の好調などから経常利益が134億50百万円とグループ全体で収益性が改善しました。事業別には、複合ソリューション事業は主力の空港関連業務が回復し、国内物流事業も増収増益となるなど、全体としては堅調な四半期決算となりました。

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企業情報

企業名: 鴻池運輸株式会社
証券コード: 90250
決算期: 2024年3月期

鴻池運輸株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

鴻池運輸株式会社の決算日は3月31日です。4月から翌年3月までの1年間を会計年度としており、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。

主な事業

鴻池運輸株式会社は、国内外の物流事業を中核とする企業です。複合ソリューション事業では、空港関連や生産請負作業などを行い、国内外の物流課題を幅広く解決しています。国内物流事業では、一般貨物の輸送や倉庫管理などを手掛け、国際物流事業では、海上・航空輸送やグローバルネットワークを活かした国際物流サービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上高が2,358億75百万円となり前年同期比0.5%減でしたが、営業利益は132億53百万円と22.9%増加しました。経常利益も134億50百万円と15.7%の増加となり、収益面では改善が見られました。特に空港関連事業の回復や生産請負作業の増加などが好影響を与えています。

売上・利益の推移

過去3年間の連結業績を見ると、2022年3月期は売上高が3,118億40百万円、経常利益が142億81百万円でしたが、2023年3月期は売上高が3,118億40百万円と微減、経常利益は142億81百万円と改善しました。2023年度第3四半期では、売上高が2,358億75百万円と前年同期比0.5%減でしたが、経常利益は134億50百万円と15.7%増加しており、利益面では好調に推移しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は2,738億54百万円となり、前期末比で78億32百万円増加しました。流動資産は1,378億36百万円、固定資産は1,360億17百万円となっています。一方、負債合計は1,398億89百万円で、純資産は1,339億65百万円となっています。自己資本比率は47.9%と前期末の45.6%から上昇しており、財務体質の改善が進んでいると評価できます。

資産の部

資産の部では、受取手形・売掛金及び契約資産が45億48百万円増加し、土地が19億93百万円増加するなど、全体の資産が増加しています。固定資産の伸びが全体の資産増加を牽引しています。

負債の部

負債の部では、未払費用が25億55百万円減少、1年内返済予定の長期借入金も17億43百万円減少するなど、全体としては減少しています。固定負債も6億37百万円減少し、外部負債の圧縮が進んでいます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が61億30百万円増加し、為替換算調整勘定も30億29百万円増加するなど、全体として101億71百万円増加しています。自己資本比率が47.9%と前年度末より2.3ポイント上昇しており、財務体質の強化が進んでいます。

ROAとROE

2023年度第3四半期のROAは前年同期比0.4ポイント上昇の6.2%、ROEは同1.6ポイント上昇の8.1%となっています。営業利益率の改善や資産効率の上昇などが寄与し、両指標とも改善傾向にあります。今後も収益性と効率性の向上が期待できそうです。

キャッシュフロー

2023年度第3四半期のキャッシュ・フローは開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期並みの水準だと見られます。投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資などで支出が増加し、財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済などから支出が減少すると予想されます。全体としては、着実な事業運営とコスト抑制によりキャッシュ創出力が高まっているものと推察されます。

配当の支払額

2023年度第3四半期決算では、中間配当として1株当たり24円の配当が支払われました。前期の1株当たり年間配当36円に対して、今期は増配する方針です。業績が順調に推移していることから、株主還元を高める施策と評価できます。

今後の展望

鴻池運輸では、2025年3月期を最終年度とする新中期経営計画を推進しており、主力の複合ソリューション事業や国内外の物流事業を強化していく方針です。空港関連事業では国際線の回復が続くとみられ、生産請負作業でも大口スポット案件の獲得と単価アップが期待できます。また、エンジニアリング関連の大型案件の受注も続く見通しです。今後の業績拡大と収益力のさらなる向上が期待できそうです。

編集部のまとめ

鴻池運輸の2023年度第3四半期決算は、全体として良好な結果となりました。売上高は前年同期並みを確保し、利益面では大幅な改善を示しており、空港関連事業の回復や生産請負業務の増加などが大きく寄与しています。財務体質の改善も進み、株主還元も積極的に行われています。今後もグローバル展開の強化や既存事業の収益力向上を図り、さらなる成長を目指していくと見られます。

鴻池運輸株式会社の決算日や配当についてまとめました。

鴻池運輸株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算日は12月31日です。2023年度の中間配当は1株当たり24円と前期を上回る増配となりました。今後も着実な業績拡大と株主還元の強化が期待されます。

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