株式会社ハマキョウレックスの2023年12月期の決算が発表されました!増収増益と好調な業績を達成したようです。同社は、物流センター事業と貨物自動車運送事業を手掛ける総合物流企業です。物流業界の中では比較的高い収益力を維持し続けている企業として注目されています。
企業情報
企業名: 株式会社ハマキョウレックス
証券コード: E04220
決算期: 3月期
株式会社ハマキョウレックスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハマキョウレックスの決算日は3月31日で、毎年6月に本決算、12月に中間決算を行っています。決算発表は口頭での説明会とともに、決算短信の開示で行われます。
主な事業
株式会社ハマキョウレックスは、物流センターの運営と貨物自動車による輸配送を主力事業としています。物流センター事業では、製造・小売業等のお客様のニーズに合わせた最適な物流サービスを提供しています。貨物自動車運送事業では、貨物自動車による輸配送サービスを展開しています。同社は、これらの事業を通じて、お客様の物流課題の解決に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
同社の2023年12月期第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益1,050億58百万円、営業利益97億95百万円と、前年同期比で増収増益となりました。営業利益率は9.3%と、高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
同社の最近の売上高と利益の推移を見ると、2021年3月期から2023年3月期にかけて、売上高は131,912百万円から105,058百万円へと増加傾向にあります。一方で、経常利益は12,306百万円から10,146百万円へと高水準を維持しつつ若干減少しています。物流需要の拡大と収益力の高さが同社の特徴だと言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前連結会計年度末比87億73百万円増加し、1,518億11百万円となりました。これは主に設備投資による固定資産の増加と連結子会社の増加による流動資産の増加によるものです。負債は前連結会計年度末比39億24百万円増加し、588億12百万円となりました。一方、純資産は前連結会計年度末比48億48百万円増加し、929億98百万円となりました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金247億43百万円、受取手形及び売掛金183億70百万円、有形固定資産932億72百万円となっています。設備投資や子会社の増加により、全体として資産が着実に積み上がっています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金85億25百万円、短期借入金174億71百万円、長期借入金65億51百万円となっています。業容の拡大に合わせ借入金が増加しているものの、財務の健全性は保たれています。
純資産の部
純資産の部では、資本金65億47百万円、利益剰余金689億38百万円となっています。着実に内部留保が積み上がり、財務基盤の強化が進んでいます。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期の6.8%から6.7%に、ROE(自己資本利益率)は前期の8.5%から8.6%と、ほぼ横ばいで推移しています。物流需要が旺盛な中、財務体質の強化と収益力の維持を両立できている同社の経営姿勢が評価できます。
キャッシュフロー
キャッシュフローの状況を見ると、営業キャッシュ・フローは減少傾向にありますが、投資キャッシュ・フローと財務キャッシュ・フローはプラスとなっています。設備投資や子会社の買収などに一定の資金を投下しつつ、借入金の返済も進めながら、全体としてキャッシュポジションは健全な水準を維持できています。
配当の支払額
同社は、株主還元としての配当を重視しています。2023年12月期の年間配当金は110円(中間55円、期末55円)と、前期から10円増額されています。配当性向は約33%と、株主への利益還元も着実に行われています。
今後の展望
同社は、中長期的な成長戦略として、物流センター事業の拡充と貨物自動車運送事業の収益力向上に取り組んでいきます。新規の物流センター開設や子会社の買収などにより、事業基盤の拡大を目指しつつ、物流のデジタル化やコストコントロールの強化など、収益性の向上にも努めていく方針です。今後も同社の動向に注目が集まるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ハマキョウレックスは、物流センターの運営と貨物自動車による輸配送を両輪とする安定した事業基盤を有する企業です。直近の決算では増収増益を達成し、高い収益性を維持しています。設備投資や子会社の買収などを通じて事業基盤の拡大を進める一方で、財務体質の健全性も保っています。同社は今後も物流業界での主要プレイヤーとしての地位を固めていくことが期待されます。
株式会社ハマキョウレックスの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は3月31日で、毎年6月と12月に決算を発表しています。また、年間配当は1株110円と、株主への利益還元にも力を入れています。今後の同社の動向に引き続き注目していきたいと思います。