神戸電鉄株式会社の第149期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

神戸電鉄株式会社が2023年12月31日に発表した第3四半期決算報告には、さまざまな注目ポイントがありました。同社は鉄道・バス・不動産など幅広い事業を展開しており、全体としても好調な業績を収めていることがわかりました。業績の詳細や今後の展望をご紹介していきます。

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企業情報

企業名: 神戸電鉄株式会社
証券コード: E04109
決算期: 2023年12月31日(第3四半期)

神戸電鉄株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

神戸電鉄株式会社は、3月31日と12月31日の年2回、決算を行っています。第3四半期決算はこの12月31日決算の一部で、翌年2月14日に四半期報告書を提出しています。

主な事業

神戸電鉄株式会社は、鉄道・バス・タクシーなどの運輸業を中心に、不動産業や流通業など幅広い事業を展開しています。主力の運輸業では、神戸市内を中心に鉄道やバスを運営し、地域の交通インフラを支えています。また、不動産業では賃貸物件の運営、流通業では食品スーパーなどの店舗運営も手掛けています。同社は兵庫県を中心に多様な事業を展開し、地域に根ざした企業として発展してきました。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益が16,492百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益が1,802百万円(同15.7%増)、経常利益が1,467百万円(同18.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1,151百万円(同17.2%増)と、全体的に増収増益となりました。新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ中、各事業部門で収益回復が進んでいることがうかがえます。

売上・利益の推移

神戸電鉄の売上高は、2022年3月期が21,321百万円、当第3四半期連結累計期間では16,492百万円と推移しています。一方、経常利益は2022年3月期が998百万円、当第3四半期連結累計期間では1,467百万円と増加傾向にあります。新型コロナの影響が和らぐ中、鉄道事業やバス事業、不動産事業などが好調に推移したことが業績回復につながっています。

四半期連結貸借対照表について

神戸電鉄の2023年12月31日現在の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は89,083百万円で、前期末より1,721百万円減少しています。負債は66,543百万円で3,017百万円減少し、純資産は22,539百万円で1,296百万円増加しています。有利子負債の削減が進み、財務体質の改善が進んでいることがわかります。

資産の部

有形固定資産が80,266百万円と総資産の大部分を占めています。鉄道事業に関連する設備などが主な資産構成となっています。一方で、現金及び預金は1,516百万円と前期末より減少しています。

負債の部

長期借入金が37,923百万円と負債の大部分を占めています。短期借入金も17,059百万円あり、有利子負債の削減に取り組んでいることがわかります。

純資産の部

純資産合計は22,539百万円となり、自己資本比率は25.3%と前期末より1.9ポイント上がりました。利益剰余金の増加などにより、財務基盤の強化が進んでいます。

ROAとROE

神戸電鉄のROA(総資産経常利益率)は当第3四半期で1.6%となり、前期末から0.4ポイント上昇しています。一方、ROE(自己資本利益率)は5.1%と前期末から0.7ポイント上昇しました。これは主に経常利益の増加によるものと考えられます。収益性の向上とともに自己資本の効率的な活用が進んでいることがうかがえます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,611百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは1,448百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは1,490百万円のマイナスとなっています。設備投資の実施や有利子負債の削減が進んでいることがわかります。全体としては安定した資金運用が続いています。

配当の支払額

神戸電鉄は2022年3月期の期末配当として1株当たり5円を支払っています。今回の第3四半期決算では、配当予想の変更はありませんでした。今後の業績動向によっては配当の増額も期待できそうですが、当面は従来水準の配当を維持するものと見られます。

今後の展望

神戸電鉄は「安全の絶対確保」を最優先に、鉄道設備の強化や運転保安度の向上に取り組んでいます。また、地域との連携による沿線活性化策や新たな企画乗車券の発売など、利用者増加にも力を入れています。さらに、不動産事業や食品スーパー事業など、収益の柱となる事業分野の強化にも注力しています。今後も安全運転と収益基盤の強化を両立し、地域に密着した事業展開を続けていく方針です。

編集部のまとめ

神戸電鉄株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、全体的な業績が好調に推移しています。鉄道事業を中心に各事業部門で収益回復が進み、経常利益は前年同期比約18%増加しました。財務面でも有利子負債の削減が進み、自己資本比率の上昇につながっています。引き続き安全運転と収益力強化に取り組み、地域になくてはならない存在として成長していくことが期待されます。

神戸電鉄株式会社の決算日や配当についてまとめました。

神戸電鉄株式会社は年2回決算を行っており、12月31日と3月31日が決算期となっています。また、2022年3月期の期末配当は1株当たり5円で、今回の第3四半期決算でも同水準の配当を維持する予定です。今後の業績次第では増配も期待できそうですが、しっかりとした収益基盤の強化に取り組む姿勢が窺えます。

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