京福電気鉄道株式会社の第3四半期決算が公表されました。業績は好調に推移し、売上や利益が大幅に増加しているようです。運輸業、不動産業、レジャー・サービス業などの各セグメントで増収となり、経常利益は前年同期比32%増の1,891百万円となりました。
企業情報
企業名: 京福電気鉄道株式会社
証券コード: 90490
決算期: 3月期
京福電気鉄道株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
京福電気鉄道株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算は2023年12月31日までの期間になります。
主な事業
京福電気鉄道株式会社は、鉄道事業、バス・タクシー事業などの運輸業、不動産賃貸・販売事業、ホテル・水族館などのレジャー・サービス業を展開しています。中でも鉄道事業が主力事業となっています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は好調で、営業収益は10,843百万円と前年同期比6.8%増加しました。また、営業利益は1,869百万円と38.9%も増加しています。各セグメントで増収増益となり、全体としても利益率が大幅に改善されています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上は13,324百万円から10,843百万円まで減少してきましたが、利益面では経常利益が1,405百万円から1,891百万円と大幅に改善されています。特に、この第3四半期の増収増益は高く評価できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期の連結貸借対照表を見ると、資産合計は21,271百万円となっています。一方、負債合計は10,202百万円と前期末比1,516百万円減少しており、財務体質の改善が進んでいます。
資産の部
資産の部では、固定資産が17,043百万円と前期末比200百万円増加しています。一方で、流動資産は4,227百万円と若干減少しています。
負債の部
負債の部では、有利子負債が2,906百万円と前期末比724百万円減少しており、借入金の削減が進んでいます。また、支払手形や未払金などの流動負債も減少しています。
純資産の部
純資産の部は11,068百万円と前期末比1,605百万円増加しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益1,436百万円の計上などによるものです。
ROAとROE
ROAは前期の6.6%から当第3四半期は8.9%に上昇し、ROEも前期の12.9%から当第3四半期は13.0%と改善傾向にあることがわかります。これは売上増加と経費の適切な管理によって収益性が高まったためと考えられます。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、有形固定資産の取得による支出が増加している一方で、借入金の返済による支出が減少していることから、財務活動によるキャッシュ・フローの改善が見られると推察されます。
配当の支払額
当第3四半期では、1株当たり20円の期末配当が行われています。前期に比べ配当額が増加しており、株主還元の強化に取り組んでいることがわかります。
今後の展望
今後の事業環境については、鉄道や不動産、レジャー事業など各セグメントで需要回復が見込まれます。特に鉄道事業では、観光需要の回復に伴う旅客数の増加が期待できます。これらを背景に、通期業績も引き続き好調に推移すると予想されます。
編集部のまとめ
京福電気鉄道株式会社の決算は全体として好調な内容でした。売上、利益ともに大幅な増加を果たし、ROAやROEも改善傾向にあります。運輸業、不動産業、レジャー・サービス業といった各事業セグメントで業績拡大を実現しており、今後の需要回復への期待も高まっています。株主還元面でも配当の増額が行われており、企業価値向上に取り組んでいることが分かりました。
京福電気鉄道株式会社の決算日や配当についてまとめました。
京福電気鉄道株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算は2023年12月31日までの期間となっています。また、当期は1株当たり20円の期末配当が実施される予定で、株主還元の強化にも取り組んでいます。今後も各事業での需要回復に加え、収益性の改善により、さらなる企業価値向上が期待できそうです。