センコン物流株式会社の2023年12月期第3四半期決算について、主な内容をご紹介します。
同社は物流やレコードマネジメントサービス、乗用車販売など幅広い事業を展開する企業で、今期は既存事業の強化に加え、新拠点の開設などにも注力しています。
企業情報
企業名: センコン物流株式会社
証券コード: 4215
決算期: 3月期
センコン物流株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
センコン物流株式会社の決算日は3月31日で、通期の決算発表は通常6月下旬に行われます。
今回の決算は第3四半期(2023年10月1日~12月31日)の決算状況となります。
主な事業
センコン物流株式会社は、運送事業、倉庫事業、乗用車販売事業、再生可能エネルギー事業、アグリ事業など、幅広い事業を展開しています。
運送事業では海上コンテナ貨物の取扱いや建設関連貨物の輸送、倉庫事業では食品や化学製品の保管、乗用車販売事業では新車・中古車販売とサービス部門も手掛けています。
今期の業績と利益率は?
第3四半期の連結業績は、営業収益が12,802百万円と前年同期比105.5%と堅調に推移しました。
一方で、営業利益は470百万円と前年同期比77.2%と減益となりました。これは電気代の高騰や人件費の増加などが影響しています。
売上・利益の推移
センコン物流株式会社の直近の業績推移をみると、2023年3月期は営業収益が16,249百万円、営業利益が440百万円となっています。
直近3年では、2022年3月期に営業収益、営業利益ともに過去最高を更新していましたが、2023年3月期は物価高の影響もあり減益となりました。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月末の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は17,906百万円となっており、前期末から2.0%増加しています。
一方、負債合計は12,257百万円と0.9%増加、純資産は5,648百万円と4.6%増加しています。
資産の部
流動資産は5,499百万円と前期末比0.9%減少しています。固定資産は12,407百万円と3.4%増加しています。
負債の部
流動負債は6,491百万円と前期末比0.2%減少、固定負債は5,766百万円と2.1%増加しています。
純資産の部
純資産は5,648百万円と前期末比4.6%増加しています。利益剰余金が189百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
センコン物流株式会社の自己資本比率は30.3%となっています。
ROAは2.5%、ROEは4.7%と、収益性の改善に向けてさらなる取り組みが期待されます。
キャッシュフロー
同社の第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが103百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが475百万円のマイナスとなっています。
設備投資などに伴う支出が増加したことが主な要因です。
配当の支払額
センコン物流株式会社は年2回(中間配当、期末配当)の配当を実施しています。
2023年12月期の中間配当は1株7.5円で、通期の配当は15円を予定しています。
今後の展望
センコン物流株式会社は、既存事業の強化に加え、新拠点の開設やM&Aなどにも取り組んでいく方針です。
特にレコードマネジメントサービス事業の需要拡大に対応し、昨年11月に新拠点を開設するなど、事業領域の拡大に注力しています。
編集部のまとめ
センコン物流株式会社は、物流やサービス、車販売など様々な事業を展開する企業です。
今期は既存事業の強化と新規事業への投資が奏功し、売上高は堅調に推移したものの、コスト増加により減益となりました。
今後は、引き続き事業領域の拡大と収益性の改善に注力することが期待されます。
センコン物流株式会社の決算日や配当についてまとめました。
センコン物流の決算日は3月31日で、通期決算は6月に発表されます。
また、同社は年2回(中間配当、期末配当)の配当を実施しており、2023年12月期の中間配当は1株7.5円、通期の配当は1株15円を予定しています。