日本ロジテム株式会社の第108期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本ロジテム株式会社の第3四半期決算の内容をご紹介します!
今期の業績は好調で、増収増益を果たしました。物流需要の回復や事業拡大のおかげで、売り上げと利益がともに伸長しているんですね。
特に「アセット事業」が好調だったようで、保管面積の拡大や稼働率の上昇などが収益に寄与したようです。一方で「貨物自動車運送事業」は輸送需要の低迷により若干の減収減益となりました。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 日本ロジテム株式会社
証券コード: E04206
決算期: 3月期

日本ロジテム株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本ロジテム株式会社は3月期決算を行っています。
具体的には、第1四半期(4月~6月)、第2四半期(7月~9月)、第3四半期(10月~12月)、そして第4四半期(1月~3月)の4つの四半期に分けてレポートを公表しています。
今回は第3四半期(2023年10月~12月)の決算内容をご紹介しました。

主な事業

日本ロジテム株式会社は物流サービスを中心に事業を展開しています。貨物自動車運送事業センター事業アセット事業その他事業の4つが主なセグメントです。
貨物輸送や倉庫・保管サービス、通関・輸出入業務など、幅広い物流ニーズに対応しています。
海外事業も展開しており、特にアジア地域での事業拡大に注力しています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の業績は増収増益となりました。
営業収益は前年同期比1.3%増の474億50百万円、営業利益は同23.9%増の8億53百万円、経常利益は同26.7%増の8億23百万円となりました。
利益率も営業利益率1.8%、経常利益率1.7%と向上しています。

売上・利益の推移

直近3年間(2022年4月~2023年12月)の業績推移をみると、売上高は一貫して伸長しています。
一方で利益については、2022年度が最高益を記録した後、2023年度は一時的な減益となっています。
これは、タイの倉庫火災による特別損失の計上が影響しているためです。通期では保険金の受け取りにより影響は限定的とのことです。

四半期連結貸借対照表について

日本ロジテム株式会社の直近の四半期連結貸借対照表を見てみましょう。
2023年12月末時点の総資産は471億84百万円で、前期末比8億71百万円の増加となりました。

資産の部

流動資産は149億96百万円と前期末比2億68百万円増加しました。一方、固定資産は321億87百万円と6億3百万円の増加となりました。この背景には、有形・無形固定資産の増加などがあります。

負債の部

負債合計は327億28百万円と前期末比1億30百万円の増加となりました。流動負債は同4億37百万円増の171億57百万円、固定負債は同3億7百万円減の155億70百万円となっています。

純資産の部

純資産合計は144億56百万円と前期末比7億41百万円の増加となりました。利益剰余金の積み上がりなどが主な要因です。
自己資本比率は30.5%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

日本ロジテム株式会社のROA(総資産経常利益率)は、過去3年で1.4%~1.8%の水準で推移しています。
一方、ROE(自己資本当期純利益率)は2.4%~2.8%と、やや低い水準にあります。
これは、物流業界の特性から高い資本効率を出すことが難しいためです。ただし最近は財務体質の強化に取り組むなど、収益力の向上にも注力しています。

キャッシュフロー

直近の四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは17億9千万円のプラスとなっています。
一方、投資活動によるキャッシュ・フローは18億円のマイナスと、設備投資が活発だったことがうかがえます。
財務活動によるキャッシュ・フローは3億円のマイナスで、借入金の返済などを行っているようです。
この結果、現金及び現金同等物は39億44百万円となっています。

配当の支払額

日本ロジテム株式会社は年2回、中間配当と期末配当を行っています。
2023年度の中間配当は1株当たり40円、期末配当もほぼ同額が見込まれています。
配当性向は10%台後半と、まだ十分な水準とは言えませんが、今後の収益力向上に合わせ、株主還元の充実にも期待が高まります。

今後の展望

日本ロジテム株式会社は中期経営計画で、環境変化への適応、収益力強化、社会課題解決への貢献を掲げています。
特にアセット事業では、保管スペースの拡充や稼働率向上を図るほか、物流DXシステムの活用で業務効率化にも取り組んでいます。
こうした取り組みにより、中期的な業績拡大が期待されます。また、サステナビリティ経営の強化にも力を入れるなど、ESG面での取り組みも注目されます。

編集部のまとめ

日本ロジテム株式会社は、第3四半期の決算で増収増益を達成しました。物流需要の回復やアセット事業の好調が収益を押し上げています。
今後は、DX投資による業務効率化や、新拠点の立ち上げなど、事業基盤の強化に注力していくでしょう。
また、サステナビリティ経営の推進にも意欲的で、社会課題解決への貢献も期待されます。

日本ロジテム株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本ロジテム株式会社は3月期決算を行っており、年2回の中間配当と期末配当を実施しています。
2023年度の中間配当は1株当たり40円で、期末配当もほぼ同額が見込まれています。
引き続き、収益力の向上に合わせた株主還元の充実が期待されます。

タイトルとURLをコピーしました