ヤマトホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高は一部減少したものの、利益面で好結果となりました。営業利益は503億円と前年同期比160億円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益は469億円と前年同期比78億円増加しました。
企業情報
企業名: ヤマトホールディングス株式会社
証券コード: 90640
決算期: 3月決算
ヤマトホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ヤマトホールディングス株式会社は3月決算を行っており、3月期の決算発表は5月中旬に行っています。一方で、第3四半期決算の発表は2月上旬に行われます。
主な事業
ヤマトホールディングス株式会社は日本最大の宅配便企業であり、宅配・物流サービス、フィンテック、eコマースなど様々な事業を展開しています。国内のみならず、グローバルな物流ネットワークを持ち、企業のサプライチェーン管理や海外への輸出入などのソリューション提供にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の売上高は1兆3,668億円、営業利益は503億円となりました。売上高は前年同期比で2.1%減少しましたが、営業利益は24.2%減少に留まっています。これは、コストの適正化に取り組んだことで、収益力を維持できたためです。
売上・利益の推移
ヤマトホールディングスは宅配事業を中心に堅調な業績を続けています。2023年3月期は売上高が1兆8,007億円と過去最高を記録し、営業利益は616億円と高水準を維持しています。今後も宅配需要の増加や法人物流支援事業の拡大によって、売上高、利益ともに増加していく見通しです。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末の四半期連結貸借対照表では、資産合計が1兆2,094億円、負債合計が6,059億円、純資産合計が6,035億円となっています。前期末と比べて資産が1,018億円増加し、負債が1,147億円増加しました。純資産は128億円減少しています。
資産の部
資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産が2,889億円と大きく増加しています。また、有形固定資産も62億円増加しました。投資有価証券も時価評価によって57億円増加しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が2,022億円と大幅に増加しています。また、500億円の借入金の増加や200億円のグリーンボンド発行により、有利子負債が増加しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益が469億円計上された一方で、164億円の配当金支払や476億円の自己株式取得により、128億円減少しています。自己資本比率は49.4%となっています。
ROAとROE
ヤマトホールディングスのROAは前期末の5.1%から4.0%に低下しました。一方でROEは前期末の10.0%から7.6%に減少しています。これは、自己株式取得による株主資本の減少と利益の増加スピードが緩やかだったことが要因です。今後は収益力の向上と資本効率の改善に取り組む必要があります。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況は開示されていませんが、前期のキャッシュフロー計算書によると、営業活動によるキャッシュフローが879億円と堅調であったのに対し、投資活動によるキャッシュフローは△431億円と設備投資などで資金を使っていることがわかります。財務活動によるキャッシュフローは△395億円と自己株式取得や配当金支払で資金が流出しています。
配当の支払額
ヤマトホールディングスは、株主還元に積極的な企業です。2023年3月期は年間配当金が46円、2023年12月期第2四半期までの累計では46円の配当を実施しています。今後も安定した配当を続けていくことが期待されます。
今後の展望
ヤマトホールディングスは、2027年3月期をゴールとする中期経営計画「SX2030 〜1st Stage〜」を策定しています。2024年~2026年を「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を実現する期間」と位置付け、宅配ネットワークの強化、法人ビジネスの拡大、新規ビジネスの創出などに取り組んでいきます。これにより、2027年3月期には売上高2兆~2兆4,000億円、営業利益1,200~1,600億円、ROE12%以上を目指しています。
編集部のまとめ
ヤマトホールディングスは、国内最大の宅配便事業を中核に、物流、fintechなどの分野でも強みを発揮しています。2023年12月期第3四半期の業績は、コスト適正化により収益性を維持できたことから、利益面では好結果となりました。今後は中期経営計画に基づき、宅配ネットワークの強化や法人ビジネスの拡大などに取り組み、持続的な成長を目指していくと見られます。
ヤマトホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ヤマトホールディングス株式会社は3月決算を行っており、決算発表は5月中旬に行われます。一方で第3四半期決算の発表は2月上旬に行われます。同社は株主還元にも積極的で、2023年3月期は年間配当金が46円、2023年12月期第2四半期までの累計でも46円の配当を実施しています。今後も安定した配当が期待されます。