丸全昭和運輸株式会社の第122期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

丸全昭和運輸は、1931年創業の老舗物流企業です。航空・海運・陸運を使った複合一貫輸送を得意とし、幅広い業界に向けたサービス提供を行っています。この度の決算では、売上105,105百万円、営業利益10,019百万円と、前年同期比で増収増益を達成しました。物流業界の中で、着実な成長を遂げています。

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企業情報

企業名: 丸全昭和運輸株式会社
証券コード: 90680
決算期: 3月31日

丸全昭和運輸株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

丸全昭和運輸の決算期は3月31日です。決算短信の発表は、5月に本決算、2月に第3四半期決算の報告が行われます。

主な事業

丸全昭和運輸は、物流事業、構内作業及び機械荷役事業、その他事業の3つのセグメントで事業を展開しています。物流事業では、トラック輸送、倉庫、鉄道輸送などの総合的な物流サービスを提供しています。構内作業及び機械荷役事業は、工場や倉庫内での荷役作業を行っています。その他事業では、建設業、警備業などのサービスも展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の決算では、売上105,105百万円、営業利益10,019百万円と、前年同期比で減収増益となりました。営業利益率は9.5%と高い水準を維持しています。物流需要の増加や、コストコントロールが功を奏した結果だと見られます。

売上・利益の推移

直近3年の売上高は、2023年3月期140,861百万円、2022年3月期136,119百万円、2021年3月期126,743百万円と着実に増加しています。経常利益も2023年3月期13,781百万円、2022年3月期12,840百万円、2021年3月期10,985百万円と伸長を続けています。物流需要の回復に加え、グループ全体のサービス力強化が業績拡大に貢献しています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は183,301百万円と、前期末比5,858百万円の増加となりました。流動資産は70,067百万円、固定資産は113,234百万円です。一方、負債は58,732百万円と減少し、純資産は124,568百万円に増加しました。財務基盤の強化が進んでいます。

資産の部

流動資産は前期末比1,680百万円増加の70,067百万円となりました。現金及び預金が増加したほか、受取手形・営業未収金などが増加しています。固定資産は4,177百万円増加の113,234百万円で、投資有価証券が大きく増加しています。

負債の部

流動負債は615百万円減少の36,287百万円となりました。短期借入金は増加しましたが、未払法人税等が減少しています。固定負債は2,009百万円減少の22,445百万円で、長期借入金の減少が主な要因です。

純資産の部

純資産は前期末比8,483百万円増加の124,568百万円となりました。利益剰余金が5,870百万円、その他有価証券評価差額金が2,118百万円増加しています。自己資本比率は66.9%と、高水準を維持しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期比0.3ポイント上昇の6.1%となりました。一方、ROE(自己資本利益率)は前期比1.5ポイント上昇の8.8%となっています。営業利益の増加により収益性が改善し、資産効率と自己資本効率の向上が見られます。

キャッシュフロー

当第3四半期は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を開示していませんが、営業活動によるキャッシュフローの増加と、投資活動によるキャッシュフローの減少が見られると推測されます。財務活動については、借入金の返済などから支出が発生しているものと考えられます。全体として、手元流動性の確保と、設備投資やM&A等への投資余力の確保が図られていると評価できます。

配当の支払額

丸全昭和運輸は、年2回の配当を行っています。当期の配当金は、中間配当が1株当たり60円、期末配当が52.5円の合計年間112.5円となる見込みです。前期比20円増配となり、株主還元を強化しています。

今後の展望

丸全昭和運輸は、「成長ターゲット」「事業競争力の強化」「企業基盤の強化」の3つを柱とした中期経営計画に取り組んでいます。3PL事業の拡大や、農業関連分野の売上拡大などに注力するほか、DXの推進や人材育成、ESG経営の強化にも力を入れています。物流業界での競争力を高め、更なる成長を目指しています。

編集部のまとめ

丸全昭和運輸の決算は概ね好調な内容でした。物流需要の回復に加え、サービス力の強化や経営改善の取り組みが実を結んでいます。今後は、3PL事業の拡大や農業関連分野への取り組みなど、新たな成長に向けた施策に期待が高まります。配当も増額傾向にあり、株主還元にも力を入れています。全体として、中長期的な視点から企業価値の向上を目指していると評価できる決算だと言えるでしょう。

丸全昭和運輸株式会社の決算日や配当についてまとめました。

丸全昭和運輸の決算期は3月31日で、年2回の配当(中間配当60円、期末配当52.5円)を行っています。業績が好調で、今期の年間配当は112.5円と前期比20円増配となる見込みです。株主還元強化に加え、中期経営計画に基づく成長戦略にも期待が高まっています。

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