ニッコンホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は運送、倉庫、梱包、テストといった物流関連事業を展開しており、今期も堅調な業績を収めていることが分かりました。
企業情報
企業名: ニッコンホールディングス株式会社
証券コード: 90720
決算期: 2023年3月31日
ニッコンホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ニッコンホールディングス株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日までの業績を報告しています。
主な事業
ニッコンホールディングス株式会社は、運送事業、倉庫事業、梱包事業、テスト事業を中心に物流関連事業を展開しています。自動車、自動車部品、住宅、農機、食品・飲料、新聞・出版物などの幅広い顧客に対してサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期の連結売上高は1,665億51百万円と前年同期比4.9%の増収となりました。営業利益は159億97百万円、経常利益は180億49百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は122億88百万円と、いずれも前年同期を上回る好調な業績でした。
売上・利益の推移
ニッコンホールディングス株式会社は、直近3年の売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに増加傾向にあります。業績は順調に推移しており、特に2023年3月期には売上高2,120億71百万円、経常利益221億8百万円と過去最高を更新しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,763億26百万円となり、前期末に比べて155億78百万円増加しています。これは主に、固定資産が増加したことによるものです。
資産の部
流動資産は849億2百万円、固定資産は2,914億24百万円となっています。固定資産の増加は、倉庫の新増設などの設備投資によるものです。
負債の部
流動負債は580億95百万円、固定負債は820億55百万円となっています。有利子負債の増加により、負債合計は1,401億51百万円と前期末から88億1百万円増加しています。
純資産の部
純資産は2,361億75百万円となり、自己資本比率は62.6%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ニッコンホールディングス株式会社のROA(総資産経常利益率)は4.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.2%となっています。前期に比べてROAは0.2ポイント上昇、ROEは0.1ポイント低下しています。安定した収益性と効率的な資産運用が維持できていることが分かります。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前年同期は営業活動によるキャッシュ・フローが150億80百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは89億79百万円の支出となっています。財務活動によるキャッシュ・フローは87億51百万円の支出でした。
配当の支払額
ニッコンホールディングス株式会社は、2023年5月に1株あたり51円、2023年11月に1株あたり50円の中間配当を実施しました。前期に比べて増配となっています。
今後の展望
ニッコンホールディングス株式会社は、物流業界の需要の回復や設備投資の効果などから、引き続き販売数量の増加や収益性の向上が期待できます。また、物流の効率化や生産性向上に向けた取り組みにも力を入れており、今後も持続的な成長が見込まれると考えられます。
編集部のまとめ
ニッコンホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。設備投資の効果や物流需要の回復などが業績を押し上げています。健全な財務状況を維持しながら、収益性と効率性の向上にも取り組んでおり、今後も持続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。
ニッコンホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ニッコンホールディングス株式会社の決算期は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日までの業績を報告しています。また、同社は中間配当として1株あたり51円、1株あたり50円の配当を実施しており、前期に比べて増配となっています。
