AZ-COM丸和ホールディングス株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されました。増収増益を達成し、今後の事業展開にも期待が持てる内容となっています。将来の事業拡大に向けて、綿密な分析と投資に取り組んでいる同社の業績がさらに好調に推移することが期待されます。
企業情報
企業名: AZ-COM丸和ホールディングス株式会社
証券コード: 90900
決算期: 2024年3月期
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は毎年2月13日に発表されます。
主な事業
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社は物流事業を中心に展開しています。主な事業内容は、ラストワンマイル事業、EC常温輸配送事業、EC常温3PL事業、低温食品3PL事業、医薬・医療3PL事業などです。これらの事業を通じて、顧客のニーズに合わせた物流ソリューションの提供を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が150,128百万円(前年同期比12.6%増)と大幅に増加しました。営業利益は11,573百万円(同33.7%増)、経常利益は12,066百万円(同32.9%増)と、大幅な増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は7,436百万円(同18.5%増)と、高い利益率を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高推移をみると、2023年3月期は177,829百万円、2022年3月期は133,291百万円と順調に増加してきました。利益面でも、2023年3月期の経常利益は12,066百万円、2022年3月期は9,079百万円と、売上増加に伴い大幅な増益を続けています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、135,075百万円となり、前連結会計年度末に比べ23,047百万円増加しました。これは、現金及び預金の増加や受取手形及び売掛金の増加などが主な要因です。
負債の部
負債合計は、79,159百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,293百万円増加しました。これは支払手形及び買掛金の増加などによるものです。
純資産の部
純資産は、55,916百万円となり、前連結会計年度末に比べ17,754百万円増加しました。これは主に、公募増資及び第三者割当増資による資本金及び資本剰余金の増加、ならびに利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は9.3%、ROE(自己資本利益率)は20.3%と、高水準の収益性を維持しています。これは、同社の事業展開と資金効率が良好であることを示しており、今後の更なる成長が期待できる指標といえます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが12,182百万円の増加となっています。これは、税金等調整前四半期純利益の計上や売上債権の増加などが主な要因です。一方で、投資活動によるキャッシュフローは7,683百万円の減少となっており、新規物流センターの開設などに伴う設備投資の増加によるものです。このように、同社は積極的な設備投資に取り組みながらも安定したキャッシュ創出力を維持しています。
配当の支払額
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社は、第2四半期末配当金を1株当たり15円、期末配当金を1株当たり11.75円と、着実に株主還元を行っています。今後も、業績の伸びに合わせて増配傾向が続くことが期待されます。
今後の展望
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社は、EC物流、低温食品物流、医薬・医療物流の各ドメインにおける業容拡大に取り組んでいきます。また、人材の確保・育成、DX化の推進と適用による省人化・省力化、生産性向上にも注力し、事業拡大を支える体制の強化を図っています。さらに、経営資源を適正に配分し、成長事業への集中投資と低収益事業の再生・再編による経営の効率化にも取り組むなど、持続的な成長と企業価値向上に向けた取り組みが期待されます。
編集部のまとめ
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社は、物流事業を中心とした着実な業績拡大を実現しています。特に、EC関連事業の成長が顕著で、売上高、営業利益ともに大幅な増加を果たしました。今後も、物流分野での事業拡大と経営の効率化に注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。また、株主還元にも積極的に取り組んでおり、投資家から高い評価を得ていると言えるでしょう。
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
AZ-COM丸和ホールディングス株式会社の決算日は3月31日、第3四半期決算は2月13日に発表されます。配当については、第2四半期末配当金を1株当たり15円、期末配当金を1株当たり11.75円と、業績の伸びに合わせて増配しており、株主還元にも積極的に取り組んでいることが分かります。