川崎汽船株式会社の第156期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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川崎汽船株式会社の2023年度第3四半期決算が公開されました。海運大手の同社は、売上高7,153億円経常利益985億円と非常に好調な業績を達成しています。特に持分法適用関連会社のOCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.からの持分法投資利益が270億円と大きく貢献したことが目立ちます。

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企業情報

企業名: 川崎汽船株式会社
証券コード: 91070
決算期: 3月期

川崎汽船株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

川崎汽船は3月期の決算を行っています。具体的には、第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)の決算を経て、最終的に3月31日が決算日となる年度決算を発表します。

主な事業

川崎汽船は、海運事業を中心に展開しています。主な事業セグメントは、ドライバルク、エネルギー資源、製品物流などで、これらの分野で世界トップクラスの実績を持つ企業です。また、附帯事業として船舶管理業、旅行代理店業、不動産賃貸・管理業などを手がけています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上高7,153億円、経常利益985億円と非常に好調です。特に、持分法適用関連会社のONE社からの投資利益が270億円と大きく貢献しました。この結果、同社の経常利益率は13.8%と高水準となっています。

売上・利益の推移

川崎汽船の最近の業績は、2022年度第3四半期では売上高7,288億円、経常利益6,419億円でしたが、2023年度第3四半期には売上高が7,153億円、経常利益が985億円と減少しています。これは、ONE社からの投資利益が前年同期より大幅に減少したためです。

四半期連結貸借対照表について

川崎汽船の四半期連結貸借対照表を見ると、2023年12月末時点の総資産は2兆669億円純資産は1兆5,403億円となっています。前連結会計年度末(2023年3月末)と比較すると、資産は142億円増加、負債は206億円増加、純資産は63億円減少しています。

資産の部

資産の部では、建設仮勘定が増加したことなどにより、前連結会計年度末から142億円増加しています。

負債の部

負債の部では、短期借入金の増加などにより、前連結会計年度末から206億円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の減少などにより、前連結会計年度末から63億円減少しています。

ROAとROE

川崎汽船の収益性を示すROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本当期純利益率)は、直近の好業績を反映し高水準となっています。ROAは前期の10.3%から9.6%に、ROEは前期の24.1%から20.1%に若干低下したものの、依然として高い収益性を維持しています。

キャッシュフロー

川崎汽船の営業キャッシュ・フローは好調に推移しており、設備投資等に充当されています。一方で、財務キャッシュ・フローでは自己株式の取得や配当金の支払いなどがマイナスとなっていることから、全体としては現金及び現金同等物の減少傾向にあります。

配当の支払額

川崎汽船は、2023年6月と11月に中間配当を実施し、合計74,441円/株の配当を支払っています。この結果、連結配当性向は38.1%となっています。今後も安定的な配当の継続が期待されます。

今後の展望

川崎汽船は、今後もドライバルク、エネルギー資源、製品物流の各事業セグメントにおいて、収益の確保と事業基盤の強化に努めていく方針です。特に、環境対応ニーズの高まりを捉え、輸送品質の高さを活かした営業活動に注力していく考えです。中期的には引き続き高収益が期待できると見られます。

編集部のまとめ

川崎汽船株式会社の2023年度第3四半期決算は好調でした。特に持分法適用関連会社のONE社からの投資利益の貢献が大きく、経常利益率13.8%と高水準の収益性を維持しています。今後も各事業セグメントでの収益力強化に取り組み、持続的な成長を目指していくものと期待されます。

川崎汽船株式会社の決算日や配当についてまとめました。

川崎汽船の決算日は3月31日で、第1四半期(4-6月)、第2四半期(7-9月)、第3四半期(10-12月)の業績を経て最終的に年度決算を発表します。また、同社は中間配当と期末配当を行っており、2023年度は合計74,441円/株の配当を実施しました。今後も安定的な配当の継続が期待されます。

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