大型コンサルティング企業の株式会社ライズ・コンサルティング・グループの決算報告を見てみましょう。同社はコンサルティング業界で急成長を遂げている企業で、この度の決算では売上収益が大幅に増加し、好調な業績を維持していることが分かります。
企業情報
企業名: 株式会社ライズ・コンサルティング・グループ
証券コード: 91680
決算期: 2024年3月期
株式会社ライズ・コンサルティング・グループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ライズ・コンサルティング・グループの決算日は2月末で、第1四半期の決算発表は7月に行われています。決算発表日は2024年7月12日となっています。
主な事業
株式会社ライズ・コンサルティング・グループは、戦略策定からIT導入、DX推進まで、様々な分野のコンサルティングサービスを提供しています。企業の業務改革や競争力強化に向けた支援を行っており、幅広い業界に対応できる総合コンサルティング会社として高い評価を得ています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の売上収益は1,678,202千円と前年同期比で16.3%増加しました。一方で、営業利益は354,799千円と前年同期比で12.0%減少しています。売上は好調に推移しているものの、人材獲得や営業活動に伴うコストが増加したことで利益率は若干低下しています。
売上・利益の推移
同社の売上収益は2023年3月期に6,155,972千円を記録し、2024年3月期第1四半期では1,678,202千円となりました。この5年間で大幅な増収基調を維持しており、特に近年の成長力が際立っています。一方で利益面では、2023年3月期の営業利益が1,779,791千円だったのに対し、2024年3月期第1四半期では354,799千円となっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の2024年5月31日時点の総資産は8,090,195千円となっています。前連結会計年度末に比べ4.3%減少しており、主な要因は現金及び現金同等物の減少です。一方で負債は2,971,375千円と前連結会計年度末から11.7%減少しています。自己資本比率は63.27%と健全な水準を維持しているため、財務体質は良好といえます。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が1,645,574千円と前連結会計年度末から13.1%減少しています。一方で、営業債権及びその他の債権が714,369千円と前連結会計年度末から20.1%減少しており、資金効率の改善が進んでいます。
負債の部
負債の部では、未払法人所得税が103,684千円と前連結会計年度末から69.9%減少しています。また、長期借入金が1,444,028千円と前連結会計年度末から8.3%減少しており、着実な返済が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、自己株式の取得により299,981千円増加しました。一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益が261,838千円計上されており、内部留保が着実に積み上がっています。自己資本比率は63.27%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社ライズ・コンサルティング・グループのROA(総資産利益率)は2.7%となっており、前年同期の4.2%から若干低下しています。一方でROE(自己資本利益率)は5.2%と前年同期の7.0%から減少しています。これは、利益率の低下や自己株式取得による自己資本の増加などの影響によるものです。ただし、依然として高水準の収益性を維持しています。
キャッシュフロー
当第1四半期連結会計期間の営業キャッシュ・フローは203,659千円の収入となりました。一方で投資キャッシュ・フローは3,852千円の支出、財務キャッシュ・フローは446,806千円の支出となっています。この結果、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末から246,999千円減少し、1,645,574千円となりました。
配当の支払額
株式会社ライズ・コンサルティング・グループは、当第1四半期連結累計期間において配当を行っていません。配当政策については経営戦略の一環として検討されていると思われますが、当面の間は内部留保の積み上げに注力する方針のようです。
今後の展望
株式会社ライズ・コンサルティング・グループは、企業の事業変革や経営課題解決に向けた支援に注力しています。近年、DXやサステナビリティなど、企業の重要な経営課題に対するコンサルティング需要が高まっている中で、同社の競争力は更に強化されていくことが期待されます。また、積極的な人材獲得と新規顧客開拓にも取り組み、中長期的な成長を目指していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ライズ・コンサルティング・グループは、コンサルティング業界でトップクラスの企業として注目されています。当第1四半期では売上高が好調に推移し、財務体質も健全で収益性も高水準を維持しています。今後は、DXやサステナビリティなどの成長分野に注力しつつ、人材確保と新規顧客開拓に力を入れ、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社ライズ・コンサルティング・グループの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は2月末で、第1四半期決算の発表は例年7月に行われます。当期は2024年7月12日に発表されています。一方で、当第1四半期では配当の支払いはありませんでした。内部留保の積み上げと事業投資に注力しており、今後の配当政策については注目していく必要がありそうです。