株式会社スターフライヤーの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。航空需要の回復に伴い、同社の業績は大きく改善しています。特に収益面では前年同期比26.6%増加し、営業損失も250百万円の赤字から転換して306百万円の経常利益を計上しました。今後も堅調な推移が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社スターフライヤー
証券コード: E26084
決算期: 3月期
株式会社スターフライヤーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社スターフライヤーの決算日は3月31日で、例年4月頃に決算短信を発表しています。第3四半期の決算は12月31日締めで、1月頃に発表されます。
主な事業
株式会社スターフライヤーは、主に国内航空路線の運航を行う航空会社です。北九州空港を拠点とし、主に羽田線や福岡線などを運航しています。また、一部の国際線も運航していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年3月から国際線は運休しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間において、売上高は29,613百万円と前年同期比26.6%の大幅増加となりました。また、営業利益は254百万円の損失から転換し、経常利益は306百万円と大幅に改善しています。利益率も高まってきており、今後の業績にも期待が高まっています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比26.8%増の29,569百万円と大幅な増加となりました。また、経常利益は前年同期の837百万円の損失から306百万円の黒字に転換しています。これは、航空需要の回復による収益の増加と、経費削減策の効果によるものです。今後も業績の改善が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
同社の資産合計は21,246百万円で、前期末比124百万円減少しています。負債合計は19,126百万円で、前期末比484百万円減少しています。純資産合計は2,119百万円で、前期末比359百万円増加しています。
資産の部
流動資産は12,808百万円で前期末比170百万円増加し、固定資産は8,438百万円で前期末比294百万円減少しています。主な増減は、現金及び預金の増加と航空機材の減価償却によるものです。
負債の部
流動負債は6,542百万円で前期末比882百万円増加し、固定負債は12,583百万円で前期末比1,367百万円減少しています。有利子負債は5,676百万円となっています。
純資産の部
純資産合計は2,119百万円で、前期末比359百万円増加しています。これは主に、繰延ヘッジ損益の増加と四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
ROAは前期末の0.3%から当第3四半期末の1.6%へと改善しています。ROEも前期末の△40.6%から当第3四半期末の5.7%と大幅に改善しています。これは、売上高と利益の増加により収益性が高まったことが主な要因です。今後も業績の回復が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2,577百万円の支出となりましたが、財務活動によるキャッシュ・フローでは3,200百万円の収入があったため、現金及び預金の残高は前期末から1,007百万円増加し、当第3四半期末には7,144百万円となっています。
配当の支払額
株式会社スターフライヤーでは、足元の業績回復を受けて期待が高まっているものの、現時点では配当の支払いはありません。今後の業績動向を見守りつつ、配当再開に向けた検討が行われることが期待されます。
今後の展望
株式会社スターフライヤーは、中期経営戦略2025の実現に向けて取り組んでいます。この3年間は、国内線を主体に経営基盤を確立し、次の飛躍への助走期間と位置付けています。航空需要の回復基調が続くことで、今後の業績向上が大いに期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社スターフライヤーの2023年12月期第3四半期決算は、航空需要の回復を背景に、大幅な増収増益となりました。純資産も着実に積み上がっており、財務体質の改善も進んでいます。今後も中期経営戦略に基づいて業績向上に取り組み、配当再開への期待も高まってきています。引き続き同社の動向に注目していきたいと思います。
株式会社スターフライヤーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社スターフライヤーの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日となります。配当については、足元の業績回復を受けて期待が高まっているものの、現時点では支払いはありません。今後の業績動向を見守りつつ、配当再開に向けた検討が行われることが期待されます。