株式会社エフ・コードの最新の決算報告書を分析しましたので、ご紹介します。急成長を続けるDXサービスの提供を中心に事業を展開する同社は、高い収益性と安定した業績を維持しています。
企業情報
企業名: 株式会社エフ・コード
証券コード: E37176
決算期: 2024年12月期
株式会社エフ・コードの決算日・決算時期(スケジュール)は?
決算期は12月期で、四半期報告書は年間4回提出されます。今回は2024年1月1日から3月31日までの第1四半期の決算内容について報告されています。
主な事業
株式会社エフ・コードは、顧客体験を改善するテクノロジー・SaaSを軸に、DXコンサルティングサービスを提供しています。特にウェブサイト構築から集客、リピート促進まで一気通貫でのDX支援を強みとしており、企業のDX推進を包括的にサポートしています。
今期の業績と利益率は?
第1四半期の売上収益は1,035,356千円と前年同期比で168.7%の大幅な増収となりました。また営業利益は337,225千円と、前年同期比で193.2%の大幅な増益を達成しています。
売上・利益の推移
売上収益は前年同期比168.7%増と大きく伸長しており、営業利益も前年同期比193.2%増と好調な推移を示しています。これは、前期に行ったM&Aによる子会社の業績貢献などが寄与したものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
同社の総資産は、前期末比3,613,260千円増の14,588,380千円となっています。これは主に、現金及び現金同等物の増加897,510千円、のれんの増加2,449,968千円によるものです。
資産の部
流動資産は5,799,445千円で、前期末比972,364千円増加しました。これは主に現金及び現金同等物の増加897,510千円によるものです。非流動資産は8,788,934千円で、前期末比2,640,896千円増加しており、のれんの増加が大きな要因となっています。
負債の部
負債合計は10,979,534千円で、前期末比3,324,183千円増加しました。これは主に長期借入金が1,846,004千円、1年内返済予定の長期借入金が577,842千円増加したことによるものです。
純資産の部
純資産合計は3,608,845千円で、前期末比289,076千円増加しました。これは主に利益剰余金の増加196,166千円によるものです。
ROAとROE
ROAは前期末比5.7ポイント増加の23.4%と高水準を維持しています。また、ROEは前期末比15.7ポイント増加の29.0%と非常に高い水準にあります。これは同社の高い収益力と効率的な資産運用が反映された結果と言えるでしょう。
キャッシュフロー
営業活動CF、投資活動CFともに支出超過となりましたが、財務活動CFでは2,682,528千円の収入を計上しています。これは主に長期借入による収入2,750,000千円によるものです。この結果、現金及び現金同等物は前期末比897,510千円増加の4,937,459千円となっています。
配当の支払額
当第1四半期においては、配当の支払いは行われていません。同社は積極的な成長投資に注力しており、短期的な配当よりも収益力の向上に注力しているものと考えられます。
今後の展望
同社は急速に拡大するDX市場において、テクノロジー・SaaSを軸に事業を展開しています。特に最近のM&Aによる子会社化を通じて、CXデータの質と量を強化し、サービス間のシナジーによる収益力向上を目指しています。今後も高成長と高収益を維持していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社エフ・コードは、急成長を続けるDX市場においてトップクラスの収益性を誇る企業です。第1四半期の業績は前年同期比で大幅な増収増益を達成しており、総資産も大きく膨らんでいます。M&Aを活用したサービス拡充と収益力強化が功を奏しており、今後も高い成長が期待できるでしょう。
株式会社エフ・コードの決算日や配当についてまとめました。
決算期は12月期で、四半期報告書を年4回提出しています。第1四半期の決算では、大幅な増収増益を達成しました。一方、配当金の支払いは行われていません。同社は成長投資に注力しており、短期的な配当よりも収益力の向上に注力しているものと考えられます。