ブリッジコンサルティンググループ株式会社(92250)の2024年3月期第2四半期の決算が公開されました。経営コンサルティングやプロフェッショナル人材の紹介などを手掛ける同社の経営状況を見ていきましょう。
企業情報
企業名: ブリッジコンサルティンググループ株式会社
証券コード: 92250
決算期: 2024年9月30日
ブリッジコンサルティンググループ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ブリッジコンサルティンググループ株式会社の決算期は9月末日で、四半期決算は年4回行っています。2024年3月期第2四半期の決算が今回の報告となります。
主な事業
ブリッジコンサルティンググループ株式会社は、経営管理コンサルティングサービスとプロフェッショナル人材の紹介を主な事業としています。公認会計士などのエキスパートが企業の経営課題を解決するためのサービスを提供しています。また、自社が運営する人材紹介プラットフォーム「会計士.job」では、急増するニーズに応えるため人材の登録も順調に増加しています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第2四半期の売上高は9億5,739万4千円と前年同期比21.3%の増加となりました。一方で営業利益は1億770万1千円と6.0%の増加に留まっています。今期の業績は堅調ですが、人件費の上昇などにより利益率はやや伸び悩んでいる状況です。
売上・利益の推移
ブリッジコンサルティンググループ株式会社は過去2期にわたり売上高、営業利益ともに増加を続けています。前年同期比でも二桁の増加率を記録しており、事業拡大が順調に進んでいることが分かります。ただし先述の通り利益率の伸びが鈍化していることには注意が必要と言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
ブリッジコンサルティンググループ株式会社は単体での決算報告を行っているため、四半期連結貸借対照表は作成されていません。したがって、以下の貸借対照表は単体ベースのものとなります。
資産の部
当第2四半期会計期間末の総資産は13億6,437万2千円で、前事業年度末比で1億1,810万6千円の増加となっています。流動資産は12億9,668万3千円と大部分を占めており、現金及び預金の増加が主な要因です。
負債の部
負債合計は4億170万円で、前事業年度末比4,221万8千円の増加です。流動負債は3億3,162万円と大部分を占めており、長期借入金の返済により減少していますが、新規の長期借入れにより固定負債が5,338万円増加しました。
純資産の部
純資産合計は9億6,269万2千円で、前事業年度末比7,588万8千円の増加となっています。これは主に四半期純利益を7,360万5千円計上したことによる利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
ブリッジコンサルティンググループ株式会社のROAは7.9%、ROEは7.6%と高い水準を維持しています。利益の増加と自己資本の充実により、収益性と資本効率が良好な状態が続いています。ただし、先述の利益率の鈍化には注意が必要です。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動から1,936万2千円の収入、投資活動から412万5千円の支出、財務活動から7,425万4千円の収入となりました。現金及び現金同等物の当第2四半期会計期間末残高は10億7,038万円と、前事業年度末比8,949万1千円の増加となっています。
配当の支払額
ブリッジコンサルティンググループ株式会社は配当を行っておりません。配当の実施については今後の経営状況を見極めて検討していくとしています。
今後の展望
ブリッジコンサルティンググループ株式会社は、企業の経営課題解決を支援するサービスの需要が高まる中で、人材投資を積極的に行い、事業拡大を目指しています。また2024年4月には人事・採用領域に特化したコンサルティング事業を行う子会社を設立するなど、新たな成長機会の開拓にも挑戦しています。引き続き、企業の経営管理の高度化ニーズに応えるサービスの提供に注力していく方針です。
編集部のまとめ
ブリッジコンサルティンググループ株式会社は、売上高、利益ともに順調に増加しており、経営管理コンサルティングや人材紹介などの事業が好調に推移しています。ただし、人件費の上昇などにより利益率が伸び悩む局面もあり、今後の利益率改善に注目が集まるでしょう。企業の経営ニーズへの対応力を強化し、さらなる成長を目指す同社の動向に期待が高まっています。
ブリッジコンサルティンググループ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ブリッジコンサルティンググループ株式会社の決算期は9月末日で、四半期決算は年4回行っています。今回は2024年3月期第2四半期の決算報告でした。同社は配当を行っておらず、今後の経営状況を見極めて配当の実施を検討していくとしています。