アジア航測株式会社の第77期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

アジア航測株式会社の第1四半期決算報告をご紹介します。総合空間情報企業のアジア航測は、国土保全や脱炭素など社会課題に対するソリューションを提供し、業績も好調に推移しています。売上高は前年同期比13.8%増と伸長し、利益も健全な水準を維持しています。今後も、新規事業の取り組みや経営基盤の強化を加速させ、持続的な成長を目指していく方針です。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: アジア航測株式会社
証券コード: 4275
決算期: 2023年9月

アジア航測株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

アジア航測株式会社の決算期は9月です。一般的に、第2四半期(1月-3月)に売上高が最も高くなる傾向があり、それに伴い業績に季節的変動があります。

主な事業

アジア航測は、空間情報コンサルタント事業を主力としています。同社は、測量・航空測量、GIS、リモートセンシング、3D計測など、様々な空間情報技術を活用し、国土強靭化や脱炭素、防災・減災など、社会のインフラ整備や課題解決に貢献しています。民間企業や地方自治体などの幅広い顧客に対し、高度な技術力と豊富な実績を活かしたソリューションを提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が85億48百万円と前年同期比で13.8%増加しました。利益面でも、営業利益が5億57百万円、経常利益が4億62百万円と、いずれも前年同期を上回る好調な結果となりました。これにより、営業利益率は6.5%、経常利益率は5.4%と、良好な収益性を確保できています。

売上・利益の推移

アジア航測の業績は、官公需の特性から第2四半期に完成する業務の割合が大きいため、第1、第3、第4四半期に比べ第2四半期の売上高が増加する傾向にあります。過去3年間では、第2四半期の売上高が全体の約45%を占める一方で、第1四半期は15%程度となっています。一方で、利益面では第1四半期も安定して確保しており、通期での着実な業績向上が期待できる水準にあります。

四半期連結貸借対照表について

アジア航測の財務体質は健全に推移しています。当第1四半期末の総資産は340億43百万円と前期末から355百万円増加し、自己資本比率は57.1%と高水準を維持しています。また、現金及び預金が27億26百万円あり、手元流動性も十分に確保されています。

資産の部

資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産が157億83百万円と大きな割合を占めています。これは、官公需を中心とした事業特性から、年度末に完成する業務の割合が高いことによるものです。一方で、仕掛品は17億5百万円と増加しており、新規受注の増加に伴う手持ち案件の積み上がりが見られます。

負債の部

負債の部では、短期借入金が23億90百万円と増加していますが、これは事業拡大に伴う運転資金の調達によるものです。一方で、賞与引当金は7億12百万円と前期末から1億9百万円減少しており、費用管理も適切に行われています。

純資産の部

純資産の部は、196億56百万円と前期末から364百万円減少しています。これは主に、配当金の支払いによるものです。自己資本比率は高水準を維持しており、財務の健全性は確保できている状況です。

ROAとROE

アジア航測のROA(総資産利益率)は1.5%、ROE(自己資本利益率)は1.4%となっています。前年同期と比べROAは0.2ポイント、ROEは0.3ポイント低下しましたが、これは主に配当金の支払いによるものです。同社は、健全な財務体質を維持しつつ、着実に収益を積み上げており、適切な利益還元も行っていると評価できます。

キャッシュフロー

当第1四半期の営業キャッシュ・フローはマイナス26億74百万円と前年同期より大幅に悪化しています。これは主に、売上債権の増加によるものです。一方で、投資キャッシュ・フローはプラスの5億33百万円となっており、財務の健全性は維持できています。今後の売上回収の状況次第では、キャッシュ・ポジションの改善も期待できるでしょう。

配当の支払額

アジア航測は、株主還元の一環として配当を実施しており、当第1四半期の1株当たり配当金は31円となっています。前年同期比では3円の増配となっており、継続的な利益還元に努めていることがわかります。同社は、財務体質の強化と株主還元のバランスを適切に取ることで、長期的な企業価値の向上を目指しています。

今後の展望

アジア航測は「空間情報技術で社会をつなぎ、地球の未来を創造する」ことを目指しています。新たに策定した長期ビジョン「長期ビジョン2033」に基づき、事業ポートフォリオの強化や経営基盤の強化に取り組んでいきます。特に、脱炭素への対応や、新規事業の創出などが重点課題となっています。引き続き社会課題解決に貢献しながら、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。

編集部のまとめ

アジア航測は、国土強靭化やインフラ整備、防災など、社会課題解決に資する高度な空間情報技術を有する企業です。足元の業績は好調で、財務体質も健全に推移しています。今後は、新たな長期ビジョンに基づき、事業ポートフォリオの強化やDX推進、脱炭素対応などに注力し、更なる成長が期待できる企業です。同社の取り組みに注目していきましょう。

アジア航測株式会社の決算日や配当についてまとめました。

アジア航測株式会社の決算期は9月で、第2四半期(1月-3月)に売上が集中する傾向にあります。当期の1株当たり配当金は31円と、前期より3円増配となっており、株主還元も積極的に行われています。今後も、同社の技術力を活かした事業展開に注目していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました