株式会社売れるネット広告社の決算報告書をブログ記事にしました。健康食品やネット通販に強みを持つ当社の決算は、堅調な業績と今後の成長に期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社売れるネット広告社
証券コード: E36421
決算期: 2024年7月期
株式会社売れるネット広告社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社売れるネット広告社は、2024年7月期を決算期としています。具体的には、2023年8月1日から2024年7月31日までの1年間の業績を報告しています。
主な事業
株式会社売れるネット広告社は、健康食品・化粧品業界を中心に、D2C(ネット通販)事業者向けにクラウドサービスやマーケティング支援サービスを提供しています。インターネット広告の費用対効果を改善し、事業者の売上拡大を支援するのがメインの事業です。また、2024年2月には、株式会社グルプス、株式会社オルリンクス製薬を子会社化し、事業領域を拡大しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間(2023年8月1日~2024年4月30日)の業績は、売上高が580,498千円、営業損失が158,875千円となっています。利益率は悪化していますが、業容拡大に向けた先行投資が影響しているものと考えられます。
売上・利益の推移
当第3四半期連結累計期間の売上高は580,498千円と堅調に推移しています。一方で、利益面では営業損失158,875千円、経常損失166,700千円、親会社株主に帰属する四半期純損失136,323千円と赤字になっています。これは主に、株式会社グルプス、株式会社オルリンクス製薬を子会社化したことで先行投資的な費用が発生したためです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末(2024年4月30日)の四半期連結貸借対照表では、資産合計が1,701,569千円、負債合計が818,109千円、純資産合計が883,460千円となっています。これは、子会社化に伴い資産が大幅に増加したことが主な要因です。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が548,877千円、売掛金が228,896千円、のれんが272,717千円、ソフトウエア仮勘定が124,741千円となっています。これは子会社化に伴い、売掛金や減価償却資産が増加したためです。
負債の部
負債の部では、買掛金が186,600千円、長期借入金が357,742千円となっています。これは子会社化に伴う借入金の増加が主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、資本金が198,370千円、利益剰余金が496,720千円となっています。2023年10月の東京証券取引所グロース市場への上場に伴い、資本金と資本剰余金が増加しています。
ROAとROE
当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は51.9%となっています。一方、ROAやROEについては赤字決算のため、マイナスの値となっています。今後は収益性の改善と、自己資本比率の維持・向上が課題だと言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが△106,824千円、投資活動によるキャッシュ・フローが△171,009千円と、合計で△277,833千円のマイナスとなっています。これは、子会社の取得などに伴う資金の流出が主な要因です。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間においては、配当の支払は行われていません。今後の事業拡大に向けた先行投資に注力しているため、当面は無配を継続する方針のようです。
今後の展望
株式会社売れるネット広告社は、今後もD2C(ネット通販)事業者向けのサービス強化と事業領域の拡大に注力する方針です。M&Aによる子会社化や新規事業の立ち上げなども推進し、ダイレクトマーケティング領域での課題解決に取り組んでいきたいと考えています。ただし、先行投資に伴う先行損失も続く見込みで、収益性の改善がカギを握ると言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社売れるネット広告社は、健康食品やネット通販事業に強みを持つ企業です。当期の決算は赤字決算となったものの、M&Aによる事業拡大や新サービスの立ち上げなど、今後の成長への布石を打っているようです。クラウドサービスやマーケティング支援など、ネット通販事業者に有益なサービスを提供し続けていけば、業績の回復と安定成長が期待できるでしょう。
株式会社売れるネット広告社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社売れるネット広告社の決算期は2024年7月期で、第3四半期までの業績を報告しています。また、当期は無配となっていますが、今後の事業拡大に向けた先行投資に注力しているため、しばらくは無配を継続する方針です。事業の成長とともに、将来的な配当再開に期待が高まっています。