バリュークリエーション株式会社の2023年3月期第3四半期決算を発表しました。売上高21億7,136万円、経常利益1億4,886万円と好調な業績を示しています。同社は主にマーケティングDX事業を展開しており、インターネット広告市場の好調さを背景に、既存顧客の取引拡大と新規顧客獲得にも成功しています。また、製品の品質向上とサービス提案力の強化にも注力し、顧客満足度の向上にも取り組んでいます。
企業情報
企業名: バリュークリエーション株式会社
証券コード: E39089
決算期: 3月期
バリュークリエーション株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
バリュークリエーション株式会社は3月決算期を採用しており、第3四半期決算を2023年11月30日に発表しました。決算発表のスケジュールは通常の3月期決算企業と同様で、3月決算の年4回の四半期報告書を提出しています。
主な事業
バリュークリエーション株式会社は、運用型広告を中心とした「マーケティングDX事業」と、DXで解体業界に新たな価値を提供する「不動産DX事業」の2つを展開しています。
マーケティングDX事業では、広告の企画・運用・効果分析までをワンストップで提供し、広告効果の最大化に取り組んでいます。不動産DX事業では「解体の窓口」の運営を通じて、これまでの解体業界の課題解決に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
バリュークリエーション株式会社の2023年3月期第3四半期の売上高は21億7,136万円、経常利益は1億4,886万円と、堅調な業績を示しています。
この結果、売上高営業利益率は7.6%となっており、前期と比べて改善傾向にあります。引き続き原価管理の徹底や提案力の向上により、利益率のアップにも取り組んでいく方針です。
売上・利益の推移
バリュークリエーション株式会社は2023年3月期第3四半期の売上高が21億7,136万円となり、前年同期比で大幅な増収となりました。利益面でも経常利益が1億4,886万円と堅調に推移しています。
これは、主力の「マーケティングDX事業」が順調に拡大しているほか、新規事業の「不動産DX事業」の業績も伸びてきているためです。今後も両事業の伸長が期待されており、売上高、利益ともに増加傾向が続くと見られます。
四半期連結貸借対照表について
バリュークリエーション株式会社の2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見てみると、資産合計は34億6,139万円、負債合計は30億4,727万円、純資産合計は4億1,412万円となっています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金が11億8,053万円、売掛金が21億6,347万円となっています。事業の拡大に伴い、流動資産が増加しているのが特徴です。
負債の部
負債の主な内訳は、買掛金が17億5,084万円、短期借入金が1億円、長期借入金が6億8,813万円となっています。事業拡大に伴う運転資金需要の増加により、負債が増加しているようです。
純資産の部
純資産の主な内訳は、資本金が12億45万円、資本剰余金が8億6,457万円、利益剰余金が2億752万円となっています。2023年11月の東京証券取引所グロース市場への上場に伴う公募増資により、資本が大幅に拡大しています。
ROAとROE
バリュークリエーション株式会社のROA(総資産経常利益率)は4.3%、ROE(自己資本当期純利益率)は22.7%となっています。
ROAは前年同期と比べて改善傾向にありますが、まだ十分な水準には至っていません。一方、ROEは高い水準を維持しており、株主価値の向上にも寄与しているといえます。今後は総資産効率の改善と自己資本の拡充により、両指標の向上を目指していく必要があるでしょう。
キャッシュフロー
バリュークリエーション株式会社の2023年3月期第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3億4,738万円のプラスとなりました。これは、主に売上債権の減少などによるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは1,004万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは1億3,648万円のプラスとなっています。この結果、現金及び現金同等物は前期末に比べ3億4,738万円増加し、当第3四半期末には11億8,053万円となりました。
配当の支払額
バリュークリエーション株式会社は、第3四半期累計期間において配当は実施しておりません。配当につきましては、内部留保の充実を図ることが重要であると考えており、今後の事業拡大と企業価値向上に活用していく方針です。
今後の展望
バリュークリエーション株式会社は、マーケティングDX事業を中心に引き続き成長を目指すとともに、最近強化を図っている不動産DX事業の収益化に努める方針です。
具体的には、既存顧客との取引拡大とサービスの提案力強化により、両事業の収益基盤の拡大を目指します。また、東京証券取引所グロース市場への上場資金を活用し、サービス拡充や新規事業への投資にも取り組むとしています。今後も企業価値の向上に向けて、着実な成長が期待されます。
編集部のまとめ
バリュークリエーション株式会社は、主力のマーケティングDX事業が好調に推移し、第3四半期累計期間の業績も堅調に推移しました。特に売上高は21億7,136万円、経常利益は1億4,886万円と大幅な増収増益を達成しています。
今後も、既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得、サービスの提案力強化に取り組み、事業の成長を加速させていくとともに、さらなる収益力の向上にも期待が持てそうです。
バリュークリエーション株式会社の決算日や配当についてまとめました。
バリュークリエーション株式会社は3月決算期を採用しており、第3四半期決算を2023年11月30日に発表しました。配当については、内部留保の充実を図るため、第3四半期累計期間での実施は見送られています。今後は事業拡大と企業価値向上に向けた投資に活用していく方針のようです。