株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域情報プラットフォームの運営やふるさと納税事業など、地域課題の解決に取り組む企業です。2023年11月30日で終了した第1四半期では、売上高が452,306千円と前年同期比34.5%増と大幅に増加しました。これは、ふるさと納税関連売上が好調だったことや、広告収入の改善などが寄与したためです。また、営業利益は15,044千円と黒字転換を果たしました。今後もデジタル化の進展を背景に事業が成長していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社フューチャーリンクネットワーク
証券コード: E36801
決算期: 8月31日
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日は8月31日で、第1四半期(9月1日~11月30日)の業績を本日(2024年1月12日)に発表しました。今後の決算発表スケジュールは、第2四半期(12月1日~2月28日)が2024年4月中旬、第3四半期(3月1日~5月31日)が2024年7月中旬、通期(9月1日~8月31日)が2024年10月中旬となっています。
主な事業
株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域情報サイト「まいぷれ」の運営を通じて、地域の中小事業者・店舗のマーケティング支援を行っています。また、ふるさと納税事業やデジタルソリューション事業など、地方自治体の課題解決にも取り組んでいます。地域活性化に向けた様々なサービスを展開しており、今後も成長が期待される企業といえます。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が452,306千円と前年同期比34.5%増と大幅に増加しました。これは、ふるさと納税関連売上が好調だったことや、広告収入の改善などが寄与したためです。また、営業利益は15,044千円と黒字転換を果たしました。利益率も改善傾向にあり、今後の成長が期待されます。
売上・利益の推移
直近の売上高の推移は、2022年8月期が1,382,668千円、当第1四半期(2023年9月~11月)が452,306千円と増加傾向にあります。利益面では、2022年8月期が営業損失69,877千円と赤字でしたが、当第1四半期は営業利益15,044千円と黒字に転換しています。今後も売上高の増加と収益性の改善が期待できる状況です。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の四半期連結貸借対照表は、総資産が841,535千円と前期末比94,608千円増加しています。流動資産は626,678千円、固定資産は214,856千円となっています。負債合計は586,785千円で、前期末比83,052千円増加しました。純資産は254,749千円と前期末比11,556千円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が419,213千円と前期末比51,266千円増加しました。また、受取手形、売掛金及び契約資産が164,181千円、仕掛品が6,336千円と増加しています。これらにより、流動資産が大幅に増加しています。固定資産は214,856千円で、有形固定資産が91,565千円、投資その他の資産が87,950千円となっています。
負債の部
負債の部では、預り金が218,172千円と大幅に増加しています。一方で、短期借入金が75,000千円、1年内返済予定の長期借入金が26,267千円など、有利子負債も一定水準を維持しています。固定負債は49,814千円と前期末比7,068千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が221,991千円と前期末比10,828千円増加しています。これにより、自己資本比率は28.2%となっています。株主資本の充実が進んでおり、財務体質の改善が図られています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期の-9.4%から当第1四半期は2.2%に改善しています。これは、営業利益が黒字に転換したことが主な要因です。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の-27.3%から当第1四半期は4.6%と依然低い水準ですが、改善の兆しが見られます。自己資本の効率的な活用に向けて、今後の業績拡大と収益性の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが57,267千円の増加となりました。これは売上債権の増加はあったものの、税金等調整前四半期純利益の計上や預り金の増加などが寄与しています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは6,935千円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは773千円の減少となりました。全体としては、現金及び現金同等物が51,266千円増加するなど、良好なキャッシュ・ポジションを維持しています。
配当の支払額
当第1四半期においては、配当の支払いはありませんでした。過去の実績を見ると、2022年8月期は1株当たり配当金を無配としています。今後の業績動向を見守る必要がありますが、株主還元の強化に向けた配当政策の検討も期待されます。
今後の展望
株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営強化や、ふるさと納税事業など地方自治体の課題解決に注力しており、今後も着実な成長が期待できます。デジタル化の進展に伴う広告需要の高まりや、ふるさと納税市場の拡大などを追い風に、さらなる業績拡大が見込まれます。また、収益性の改善にも取り組み、株主価値の向上を目指していくことが重要でしょう。
編集部のまとめ
株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域情報プラットフォームの運営や自治体のデジタル化支援など、地域活性化に貢献する事業を展開しています。当第1四半期の業績は、売上高が大幅に増加し、営業黒字に転換するなど、好調な滑り出しとなりました。今後も、デジタル化の進展や公共分野の需要の高まりに合わせて、更なる成長が期待できる企業といえるでしょう。株主還元策の検討も課題となりそうですが、中長期的には株主価値の向上が期待できる銘柄だと考えられます。
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日は毎年8月31日で、第1四半期(9月~11月)の決算を2024年1月12日に発表しました。当期の業績は、売上高452,306千円、営業利益15,044千円と大幅に改善しています。一方で、配当については直近では無配でしたが、今後の業績動向を踏まえて検討されるものと期待されます。同社は地方創生に寄与する事業を展開しており、今後の成長が注目されます。