株式会社フューチャーリンクネットワークの2023年12月期第2四半期決算が発表されました。広告業界やふるさと納税事業を手掛ける同社は、売上高が前年同期比で13.5%増加するなど、順調な業績を収めているようです。今後の成長に期待が高まりそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社フューチャーリンクネットワーク
証券コード: 92410
決算期: 8月
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社は8月が決算期となっています。第2四半期の決算発表は2024年4月15日に行われました。
主な事業
株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域情報サイト「まいぷれ」の運営を通じて、地域の中小事業者や店舗の情報発信やマーケティングに関する支援を行っています。また、ふるさと納税事業や地域ポイント事業など、地方自治体の課題解決にも取り組んでいます。広告業界とパブリックソリューション領域の2つの事業を展開しており、地域との強いつながりを持つ企業です。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の決算では、売上高が前年同期比13.5%増の818,994千円となりました。一方で、営業損失は7,409千円と前年同期から改善しつつあります。売上高は増加傾向にあるものの、先行投資などの影響で利益率は低めとなっています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2022年8月期は1,382,668千円と過去最高を記録しました。一方で営業損失は69,877千円と赤字が続いています。今期第2四半期では前年同期比で売上高が増加し、損失幅も縮小傾向にあることから、通期での黒字化に向けて期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は781,246千円となっています。負債合計は541,849千円、純資産合計は239,397千円となっています。自己資本比率は28.3%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が310,965千円、受取手形、売掛金及び契約資産が180,190千円となっています。前期末と比べると現金及び預金が減少しているものの、全体としては資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が36,062千円、長期借入金が34,576千円となっています。前期末と比べると買掛金が減少したものの、預り金が増加しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が275,158千円、資本剰余金が189,658千円となっています。また、利益剰余金は243,343千円の赤字となっています。
ROAとROE
同社のROAは前期が-8.9%、今期第2四半期は-0.9%となっています。ROEは前期が-27.3%、今期第2四半期は-4.3%と、収益性の改善に向けた取り組みが見られます。今後の事業拡大と収益力の向上に期待が高まっています。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは10,509千円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは50,896千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは16,594千円の支出となっています。全体としては、167,265千円の減少となりました。
配当の支払額
同社は、当期および前期とも配当を行っていません。今後の事業拡大と収益力向上に向けて、内部留保の活用に注力しているものと考えられます。株主還元については、経営状況を見ながら検討していくことが重要になってくるでしょう。
今後の展望
同社は地域密着型の事業を展開しており、地域への貢献と事業成長の両立を目指しています。広告事業では、高単価・高付加価値サービスの提供による収益力向上、ふるさと納税事業やデジタル田園都市国家構想に関連する公共ソリューション事業の拡大などに注力していくとみられます。今後の業績改善に大いに期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域に密着した事業展開を行う企業です。当期第2四半期の決算では、売上高が前年同期比13.5%と好調に推移しており、今後の成長が期待されます。ふるさと納税事業やデジタル化支援など、地方自治体の課題解決に取り組む同社に注目が集まっています。今後の業績改善や新規事業の進展に期待しましょう。
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は8月で、当期第2四半期の決算は2024年4月15日に発表されました。配当については、現在のところ行われていませんが、今後の事業拡大と収益力向上に注力していくものと考えられます。同社の今後の動向に引き続き注目していきましょう。