株式会社フューチャーリンクネットワークの2023年9月1日から2024年5月31日までの決算報告が公開されました。地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営を通じ、事業主の情報発信やマーケティングの支援、ふるさと納税事業や地域ポイント事業の実行など、地域への貢献を続けている同社の業績は堅調に推移しています。
企業情報
企業名: 株式会社フューチャーリンクネットワーク
証券コード: E36801
決算期: 9月1日~8月31日
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算期は9月1日~8月31日となっています。決算発表は通常7月中旬に行われます。
主な事業
株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域情報サイト「まいぷれ」の運営を通じて、中小事業者・店舗の情報発信やマーケティングの支援を行っています。また、ふるさと納税事業や地域ポイント事業など、地方自治体の課題解決にも取り組んでいます。地域に密着した事業展開が同社の特徴です。
今期の業績と利益率は?
今期(2023年9月1日~2024年5月31日)の売上高は1,200,066千円と前年同期比12.2%増と好調に推移しています。営業損失は22,615千円、経常損失は23,047千円となりましたが、補助金収入の計上により親会社株主に帰属する四半期純利益は18,046千円と黒字化しました。
売上・利益の推移
同社の売上高は2022年9月から2023年5月で1,069,284千円でしたが、2023年9月から2024年5月には1,200,066千円と増加しています。利益面では、前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失20,920千円でしたが、今期は四半期純利益18,046千円と大幅に改善しました。
四半期連結貸借対照表について
同社の2024年5月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は866,683千円で前期末比119,755千円増加しています。一方、負債合計は595,168千円と91,434千円増加しました。純資産は271,515千円で、前期末比28,321千円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が389,008千円、受取手形、売掛金及び契約資産が163,620千円と増加しています。有形固定資産も99,209千円と大幅に増加しました。
負債の部
負債の部では、長期借入金(1年以内返済予定を含む)が147,280千円と大きく増加しています。一方で、短期借入金は50,000千円と減少しました。
純資産の部
純資産の部では、資本金が276,945千円、資本剰余金が191,445千円と増加しました。一方で、利益剰余金は△214,774千円となっています。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は-2.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は7.0%となっています。前年同期と比べROAは改善したものの、まだ低い水準です。一方、ROEは大幅に改善しており、自己資本の効率的な活用が図られています。
キャッシュフロー
同社の四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは35,105千円のプラスとなっています。また、投資活動によるキャッシュ・フローは29,313千円のマイナスで、財務活動によるキャッシュ・フローは15,269千円のプラスとなっています。全体としては21,061千円の増加となりました。
配当の支払額
同社は当期、配当を実施していません。過去3期連続で無配となっています。業績が回復傾向にあるものの、内部留保の充実を優先しているため、配当の実施は見送られています。
今後の展望
同社は、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の機能強化やパートナー企業の開拓、ふるさと納税事業やデジタル田園都市国家構想に関連する公共ソリューションの拡大など、地域に根ざした事業展開を加速させる方針です。売上高、利益ともに好調に推移しており、今後の業績にも期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社フューチャーリンクネットワークは、地域情報サイト「まいぷれ」を中心とした事業を展開し、売上高、利益ともに堅調な業績を収めています。ふるさと納税事業や地域ポイント事業など、地域に密着した取り組みを推進しており、今後の事業展開にも期待が高まっています。同社の決算は9月1日~8月31日で、通常7月中旬に発表されます。また、同社は現在、配当を実施していません。
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フューチャーリンクネットワークの決算期は9月1日~8月31日で、7月中旬に決算発表を行っています。また、過去3期連続で無配となっていますが、内部留保の充実を優先しているため、今期も配当の実施は見送られています。今後の業績に期待が高まっている同社の動向に注目していきましょう。