株式会社デジタリフトの2024年3月期第2四半期決算がついに発表されました!統合デジタルマーケティング事業を展開する同社は、売上高や利益が前年同期比で減少しましたが、成長に向けた積極的な投資を行っており、今後の業績拡大に期待がかかっています。
企業情報
企業名: 株式会社デジタリフト
証券コード: E36961
決算期: 2024年3月期
株式会社デジタリフトの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社デジタリフトの決算日は9月30日です。第2四半期決算の今回の報告では、2023年10月1日から2024年3月31日までの決算内容が公表されました。
主な事業
株式会社デジタリフトは、統合デジタルマーケティング事業を展開しています。具体的には、広告・コンサルティングサービス領域とブランド・メディアサービス領域の2つのサービス分野を提供しています。広告主のニーズに合わせてこれらのサービスを柔軟に組み合わせ、クライアントのマーケティング活動を支援しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が1,652,559千円(前年同期比11.4%減)、営業利益が9,447千円(同89.4%減)、経常利益が11,429千円(同87.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1,675千円(同97.2%減)と、前年同期と比べ大幅な減収減益となりました。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で減少しましたが、同社の成長エンジンと位置付けているブランド・メディアサービス領域は増加傾向にあります。一方で、広告・コンサルティングサービス領域では一部大口取引先の影響などから受注が鈍化しました。また、株式取得費用や内部管理体制の先行投資などにより利益率も低下しているものの、今後の更なる事業拡大に向けた先行投資と位置づけられています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は2,334,794千円と、前連結会計年度末比で407,694千円増加しています。これは主に、現金及び預金が230,289千円、投資有価証券が138,142千円それぞれ増加したことによります。一方、負債は1,635,745千円と400,247千円増加しており、有利子負債の増加が要因となっています。
資産の部
流動資産は1,995,790千円で、現金及び預金が大幅に増加しています。固定資産は339,004千円で、投資有価証券が新たに計上されました。全体としては、資産が大幅に増加している状況です。
負債の部
流動負債は1,277,217千円で、短期借入金と1年内返済予定の長期借入金が増加しています。固定負債は358,528千円で、長期借入金が増加しています。全体としては、有利子負債が増加しています。
純資産の部
純資産は699,049千円で、前連結会計年度末比で7,447千円増加しています。新株予約権が3,687千円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
ROAは前年同期の4.9%から0.1%へと大幅に低下しました。一方、ROEは前年同期の8.7%から0.2%へと大幅に低下しています。これらの低下は、主に売上高と利益が減少したことによるものです。今後は、積極的な事業投資を通じてROAとROEの改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは44,510千円の支出となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは184,271千円の支出で、主に投資有価証券の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは459,072千円の収入で、主に借入れによる収入が増加したことによるものです。全体としては現金及び現金同等物が230,289千円増加しました。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間においては、配当の支払いはありませんでした。今後の株主還元については、業績動向や事業投資の必要性を総合的に勘案しつつ検討していくものと考えられます。
今後の展望
株式会社デジタリフトは、デジタルマーケティング分野において「カスタマーの意思決定を円滑に―デジタルの力でクライアントとエンドユーザー双方の利益をLIFTします―」というビジョンの実現に向けて事業を展開しています。成長領域であるブランド・メディアサービス領域に引き続き注力するとともに、広告・コンサルティングサービス領域の収益改善にも取り組み、中長期的な企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社デジタリフトの2024年3月期第2四半期決算は、売上高や利益が前年同期比で減少しましたが、将来の成長に向けた積極的な投資を行っているため、今後の業績拡大に期待がかかっています。同社は、デジタルマーケティング事業で独自の強みを発揮し、顧客ニーズに合わせたサービスを提供することで、中長期的な企業価値向上を目指しています。
株式会社デジタリフトの決算日や配当についてまとめました。
株式会社デジタリフトの決算日は9月30日で、第2四半期決算の今回の報告では2023年10月1日から2024年3月31日までの決算内容が公表されました。また、当第2四半期連結累計期間においては配当の支払いはありませんでしたが、今後の株主還元については、業績動向や事業投資の必要性を総合的に勘案しつつ検討していくものと考えられます。