TREホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高が68,682百万円と前年同期比1.5%の増収となりました。経常利益は5,217百万円で前年同期比6.3%減となったものの、依然として高水準を維持しています。事業別に見ると、廃棄物処理・再資源化事業や資源リサイクル事業の収益が軟調だった一方、再生可能エネルギー事業が好調に推移しています。
企業情報
企業名: TREホールディングス株式会社
証券コード: E36751
決算期: 3月期
TREホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
TREホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期累計期間は2023年4月1日から2023年12月31日までとなっています。
主な事業
TREホールディングス株式会社は、廃棄物処理・再資源化事業、資源リサイクル事業、再生可能エネルギー事業などを展開しています。建設系廃棄物の中間処理や、鉄・非鉄スクラップの仕入れ・加工・販売、バイオマス発電などの事業を手がけており、幅広い環境関連事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は68,682百万円と前年同期比1.5%増加しました。一方、経常利益は5,217百万円と前年同期比6.3%減少しています。コスト増加の影響がありましたが、全体としては高収益を維持しています。
売上・利益の推移
TREホールディングスの売上高は、90,712百万円と過去最高を記録した前期から一旦減少したものの、当第3四半期は68,682百万円と2年連続の高水準を維持しています。一方、経常利益も7,600百万円から5,217百万円と若干減少しましたが、引き続き高い収益性を示しています。
四半期連結貸借対照表について
TREホールディングスの四半期連結貸借対照表では、資産が141,207百万円、負債が72,381百万円、純資産が68,826百万円となっています。同社の財務体質は引き続き堅実に推移しているといえます。
資産の部
資産は前期末比8,917百万円増加の141,207百万円となっています。主な内訳は、有形固定資産の建設仮勘定の増加や投資有価証券の増加などです。
負債の部
負債は前期末比7,228百万円増加の72,381百万円となっています。主な内訳は、短期借入金の増加や社債の発行によるものです。
純資産の部
純資産は前期末比1,688百万円増加の68,826百万円となっています。利益剰余金の増加などが主な要因です。
ROAとROE
TREホールディングスのROAは前期末の3.9%から当第3四半期末では2.4%に低下しています。一方、ROEは前期末の7.8%から当第3四半期末では5.0%となっています。この背景には、資産の増加や利益の減少などが影響していると考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが6,472百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが12,986百万円のマイナスとなっており、設備投資に積極的に取り組んでいることがわかります。財務活動ではプラスとなっており、安定的な資金調達も行っています。
配当の支払額
TREホールディングスは、1株当たり年間40円の配当を実施しています。第2四半期末の1株当たり中間配当は20円、期末の1株当たり期末配当も20円となっています。株主還元に対する同社の姿勢は堅調と言えるでしょう。
今後の展望
TREホールディングスは、廃棄物処理・再資源化事業や資源リサイクル事業における収益力の改善、再生可能エネルギー事業の収益拡大に取り組みながら、業績の維持・向上を図っていく方針です。また、M&Aを通じたグループ成長戦略の推進や、ESG経営の強化にも注力していく考えです。今後の同社の動向に注目が集まります。
編集部のまとめ
TREホールディングスの2023年12月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比1.5%増の68,682百万円と好調でしたが、経常利益は6.3%減の5,217百万円となりました。コスト上昇の影響がありつつも、全体としては高収益を維持しています。また、財務体質も健全で、株主還元も安定的に行われています。同社は今後も事業の収益性向上と成長戦略の推進に注力していくと見られ、期待できる企業だと言えるでしょう。
TREホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
TREホールディングスの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日までとなっています。また、同社の配当金は1株当たり年間40円で、堅調な株主還元を行っています。今後も事業の収益性向上と成長戦略の推進に注力していくものと期待されます。