株式会社AB&Companyの決算報告をご紹介します。業績が好調で、売上高4,190百万円と前年同期比7.7%増となりました。営業利益335百万円と少し減少しているものの、安定した経営状況が確認できました。今後の 事業拡大に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社AB&Company
証券コード: 92510
決算期: 2023年10月31日
株式会社AB&Companyの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社AB&Companyは 11月1日から10月31日までを事業年度としており、決算日は10月31日となっています。
主な事業
株式会社AB&Companyは、直営美容室運営事業、フランチャイズ事業、インテリアデザイン事業の3つの主要事業を展開しています。直営美容室の運営、美容室のフランチャイズ展開、美容室等の内装デザインやリフォームなどを行っており、美容業界を中心としたサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は4,190百万円と前年同期比で7.7%増と好調でした。一方、営業利益は335百万円と前年同期比で15.6%減少しています。これは、新店舗出店に伴う固定費の増加が主な要因となっています。ただし、売上高営業利益率は8.0%と一定の収益力を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社AB&Companyは、直営店舗の 積極的な出店により、売上高は堅調に推移しています。直営店舗数、フランチャイズ店舗数の増加に伴い、売上高は継続的に増加してきました。一方、営業利益は一時的に減少していますが、今後の事業拡大により、中長期的には増益基調を維持できると期待できます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社AB&Companyの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は24,314百万円となっています。前期末比では155百万円の減少となりました。一方、負債合計は16,716百万円と増加しており、自己資本比率は31.2%となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,840百万円、非流動資産が20,473百万円となっています。流動資産は前期末比で350百万円減少していますが、これは現金及び現金同等物の増加などによるものです。一方、非流動資産は前期末比で195百万円増加しており、有形固定資産や使用権資産の増加が主な要因となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が4,938百万円、非流動負債が11,778百万円となっています。流動負債は前期末比で204百万円減少しており、一方の非流動負債は1,143百万円増加しています。これは、長期借入金の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が7,597百万円となっています。前期末比では1,094百万円減少しており、自己株式の取得と配当の実施による利益剰余金の減少が主な要因となっています。
ROAとROE
株式会社AB&CompanyのROAは3.5%、ROEは13.3%となっています。前期と比べて若干の低下はありますが、依然として一定の収益性を維持できています。今後は、新規出店など事業の拡大により、収益性の改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは764百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは260百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは484百万円の支出となっています。全体としては19百万円の増加となり、手元流動性は良好に維持されています。
配当の支払額
株式会社AB&Companyは、1株当たり28.07円の期末配当を実施しました。配当性向は38.1%となっており、株主還元にも力を入れています。
今後の展望
株式会社AB&Companyは、今後も直営店舗およびフランチャイズ店舗の積極的な出店を進めていく方針です。これにより、売上高の増加と収益基盤の強化が期待されます。また、インテリアデザイン事業の拡大にも注力しており、事業ポートフォリオの最適化を図っていきます。株主還元も継続する方針で、企業価値の向上に努めていくと見られます。
編集部のまとめ
株式会社AB&Companyの決算は、全体としては好調な業績となりました。売上高は増加し、一定の収益性も維持できています。今後も事業の拡大を見据えた戦略を展開しており、株主還元にも力を入れるなど、企業価値の向上に努めていくと期待できます。中長期的な成長に注目していきたいですね。
株式会社AB&Companyの決算日や配当についてまとめました。
株式会社AB&Companyの決算日は10月31日で、11月1日から10月31日までの事業年度となっています。また、1株当たり28.07円の期末配当を実施しており、配当性向は38.1%となっています。株主還元にも力を入れており、今後の業績に期待がかかっています。