株式会社CS-Cの2023年12月期第1四半期決算が発表されました。営業利益は前年同期比37.4%減の4,473万円と、やや苦戦を強いられた模様ですが、全体としては堅調な業績となっています。ローカルビジネスのDX支援を中心に事業を展開する当社は、景気回復の中でも順調に成長を続けています。今後もさらなる飛躍が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社CS-C
証券コード: E37199
決算期: 9月
株式会社CS-Cの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社CS-Cの決算期は9月です。第1四半期の決算日は2023年12月31日となっています。
主な事業
株式会社CS-Cは、ローカルビジネスのDX支援を主力事業としています。グルメ、ビューティー、旅行などの地域密着型の中小企業に対し、マーケティング、テクノロジー、コンサルティングのスキルを活かしてデジタル化支援を行っています。その取り組みを通じて、地域や街の活性化にも貢献することを目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は6億4,990万円と前年同期比7.4%増と好調でした。一方で、営業利益は4,473万円と前年同期比37.4%減と減益となりました。営業利益率は6.9%と前年同期の11.8%から低下しています。コスト増加の影響があったものの、総じて堅調な業績だと言えるでしょう。
売上・利益の推移
当社の売上高は近年順調に推移しており、2022年9月期は22億4,104万円と前年同期比37.1%の大幅増加を記録しました。経常利益も同じく大幅増加しており、22年9月期は1億4,790万円と前年同期比275.6%と高い伸び率を示しています。地域密着型ビジネスのDX支援が順調に進んでいることがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
当社は単体決算のみの報告のため、四半期連結貸借対照表は作成されていません。単体の四半期貸借対照表についてご説明します。
資産の部
当第1四半期会計期間末の総資産は、28億3,841万円となり、前事業年度末から6,328万円増加しています。流動資産が22億5,099万円、固定資産が5億8,742万円となっています。主な増加要因は、ソフトウエア仮勘定や敷金及び保証金の増加です。
負債の部
負債合計は5億643万円となり、前事業年度末から3,342万円増加しています。流動負債が5億391万円、固定負債が251万円となっています。主な増加要因は、契約負債の増加です。
純資産の部
純資産合計は23億3,197万円となり、前事業年度末から2,986万円増加しています。これは四半期純利益の計上による利益剰余金の増加が主な要因です。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は1.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は4.8%となっています。前年同期と比べて低下しているものの、依然として健全な水準を維持しています。今後の販売費及び一般管理費の抑制などにより、収益性の改善が期待できそうです。
キャッシュフロー
当第1四半期の現金及び預金の期末残高は20億3,861万円と前事業年度末から2,726万円減少しています。営業活動によるキャッシュ・フローは1億6,231万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは1億8,995万円の減少となっています。設備投資等に積極的に取り組んでいることがうかがえます。
配当の支払額
当社は現時点で配当を行っていません。今後の事業展開や収益状況を踏まえ、株主還元策の検討を進めていくことが期待されます。
今後の展望
当社は、ローカルビジネスのDX支援を通じて地域や街の活性化に貢献することを目指しています。新型コロナ禍の収束を受けて、インバウンド需要の回復も期待できる中で、トラベル業界への進出など、事業領域の拡大にも取り組む方針です。今後も持続的な成長が見込まれるため、当社株式への注目が高まることが予想されます。
編集部のまとめ
株式会社CS-Cは、ローカルビジネスのDX支援を主力事業として順調に成長を遂げている企業です。売上高は堅調に推移し、収益性も健全な水準を維持しています。今回の決算では、コスト増加の影響で一時的に減益となりましたが、今後は事業領域の拡大などにより収益力の向上が期待できます。株主還元策の検討にも注目が集まるでしょう。
株式会社CS-Cの決算日や配当についてまとめました。
株式会社CS-Cの決算期は9月で、今回発表された決算は2023年12月期第1四半期の業績です。配当については、現時点では行っていませんが、今後の収益状況によっては、株主還元策の検討が行われる可能性があります。