ポエック株式会社の決算報告がついに発表されました。売上高、営業利益、経常利益、純利益が大幅に増加しているなど、今期の業績は非常に好調だったようですね。環境・エネルギー事業や動力・重機等事業が好調に推移したことが大きな要因のようです。また、四半期連結貸借対照表を見ると、資産が増加し、負債が減少していることから、財務体質の改善も進んでいるようです。今後も持続可能な社会の実現や省エネ機器の需要増加などを背景に、ポエック株式会社の成長が期待されますね。
企業情報
企業名: ポエック株式会社
証券コード: E33514
決算期: 2023年8月期
ポエック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ポエック株式会社の決算日は8月31日です。株主総会は11月29日に開催され、決算報告書の提出は2024年1月12日となっています。
主な事業
ポエック株式会社は、環境・エネルギー事業と動力・重機等事業、防災・安全事業の3つの事業を展開しています。環境・エネルギー事業では、水処理機器や産業用モーターの販売、動力・重機等事業では舶用エンジンやプラント設備機器の製造受託を行っています。また、防災・安全事業では自社製品のスプリンクラー消火装置の販売なども手がけています。
今期の業績と利益率は?
ポエック株式会社の当第1四半期連結累計期間の業績は売上高2,032百万円、営業利益166百万円、経常利益167百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益93百万円と大幅に増加しています。特に営業利益は前年同期比443.5%増と大幅な伸びを示しており、利益率も向上している様子がうかがえます。
売上・利益の推移
ポエック株式会社の直近の売上高は7,052百万円、経常利益は265百万円と堅調に推移しています。特に当第1四半期連結累計期間の業績は上場以来の好成績となっており、環境・エネルギー事業と動力・重機等事業が好調に推移したことが大きな要因と考えられます。今後も省エネ機器や環境対応機器の需要増加などを背景に、ポエック株式会社の業績は期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
ポエック株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産が9,932百万円と前期末から約150百万円増加しています。一方、負債は6,027百万円と約210百万円増加しましたが、純資産は3,905百万円と前期末から約60百万円減少しています。これにより、自己資本比率は39.3%と若干低下しているものの、全体として安定した財務体質を維持できているようです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,650百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,791百万円と主要な項目となっています。また、商品及び製品が138百万円と前期末から約50百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が407百万円、短期借入金が2,137百万円、1年内返済予定の長期借入金が959百万円などが主な項目となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1,615百万円、資本剰余金が1,473百万円、利益剰余金が819百万円となっています。自己資本比率は39.3%と健全な水準を維持できています。
ROAとROE
ポエック株式会社のROA(総資産利益率)は2.7%、ROE(自己資本利益率)は5.3%となっています。前期と比べて、ROAは微増、ROEは微減しています。これは、当第1四半期の業績が堅調に推移したことで資産が増加したものの、利益の伸び率が資産の伸び率に及ばなかったためと考えられます。今後は、継続的な利益率の向上により、ROA、ROEの改善が期待できそうです。
キャッシュフロー
ポエック株式会社の四半期連結キャッシュフロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローが293百万円の収入となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは92百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは146百万円の支出となっています。全体としては、現金及び現金同等物の四半期末残高は2,650百万円と、前期末から約50百万円増加しており、良好な資金繰りを維持できているようです。
配当の支払額
ポエック株式会社は、2023年11月29日の定時株主総会で、1株当たり33円の配当を決議しました。前期の配当が1株当たり38円だったことから、配当金は減少しているものの、配当性向は30.8%と適切な水準を維持できています。今後も、株主還元を意識した配当政策を続けていくことが期待されます。
今後の展望
ポエック株式会社は、環境規制や省エネ規制の高まりを背景に、環境・エネルギー事業と動力・重機等事業を中心に、今後も安定的な成長が期待できそうです。特に、大手メーカーとの取引やニーズの高まりから、動力・重機等事業の業績が好調に推移しており、さらなる受注拡大が見込まれています。また、養殖設備機器の需要増加による環境・エネルギー事業の伸長も期待できます。今後も、これらの事業を中心に、ポエック株式会社の企業価値向上が期待されます。
編集部のまとめ
ポエック株式会社の決算報告を見ると、売上高、利益ともに大幅に増加しており、業績は非常に好調といえます。特に、動力・重機等事業と環境・エネルギー事業の好調が目立ちます。また、財務面でも健全性が高く、株主還元も適切に行われているなど、ポエック株式会社は安定した成長軌道に乗っているように見受けられます。今後も、環境対応機器や省エネ機器の需要拡大など、同社の成長に期待がかかっていると言えるでしょう。
ポエック株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ポエック株式会社の決算日は8月31日で、2023年11月29日に開催された定時株主総会で、1株当たり33円の配当が決議されました。また、次期以降も引き続き株主還元に注力し、適切な配当政策を続けていくことが期待されます。