ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社(ジャコム92650)の最新の決算報告をお届けします。医療機器販売業や医療機器製造・販売業を展開する同社は、この度2024年2月期第3四半期の決算を発表しました。コロナ禍からの回復により、45,373百万円の売上高、871百万円の経常利益と好調な業績を収めています。今後も医療現場のニーズに合わせた事業展開で、さらなる成長が期待されます。
企業情報
企業名: ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社
証券コード: 92650
決算期: 2024年5月期
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の決算日は5月31日で、8月に定時株主総会を開催しています。4月に期初を迎え、翌年2月に第3四半期決算を発表しています。
主な事業
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社は、医療機器の販売事業と医療機器の製造・販売事業を展開しています。
医療機器販売事業では、一般機器、一般消耗品、低侵襲治療、専門分野、情報・サービスなど幅広い医療機器を扱っています。
また、医療機器製造・販売事業では、主に整形外科用インプラントの製造・販売を手掛けています。さらに、医療モール事業にも取り組み、総合的な医療支援サービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の2024年2月期第3四半期の業績は、売上高45,373百万円、営業利益830百万円、経常利益871百万円と好調な結果となりました。前年同期比で売上高が8.7%増加しており、主力の医療機器販売事業が堅調に推移していることがうかがえます。利益面でも、適切な販管費コントロールにより、営業利益率1.8%、経常利益率1.9%と一定の水準を確保しています。
売上・利益の推移
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の売上高は、2023年5月期には58,195百万円を記録し、前期比で10.5%増加しています。利益面でも、経常利益が1,206百万円、当期純利益が219百万円と堅調な推移となっています。
足元の2024年2月期第3四半期では、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぎ、検査・手術件数の回復とともに、売上高が45,373百万円、経常利益が871百万円と好業績を収めています。
四半期連結貸借対照表について
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の2024年2月期第3四半期の連結貸借対照表では、総資産が25,633百万円となっています。前期末から1,064百万円増加しており、主に受取手形、売掛金及び契約資産の増加によるものです。
負債は17,224百万円で、前期末比579百万円増加しました。純資産は8,409百万円と、前期末から485百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が20,288百万円と前期末から772百万円増加しています。主な増加要因は受取手形、売掛金及び契約資産の増加です。一方、固定資産は5,345百万円で、前期末から292百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が16,484百万円と前期末から344百万円増加しています。主な増加要因は支払手形及び買掛金の増加です。固定負債は739百万円で、前期末から234百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が7,747百万円と前期末から320百万円増加しています。その他の包括利益累計額も648百万円と前期末から168百万円増加しています。これらから、自己資本比率は32.8%となっています。
ROAとROE
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は2024年2月期第3四半期で1.7%、ROE(自己資本利益率)は5.3%となっています。
前期の2023年5月期では、ROAが0.9%、ROEが2.8%と、今期に大幅に改善しています。これは、売上高と利益の増加により収益性が向上したことが主な要因です。今後もさらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の2024年2月期第3四半期のキャッシュフローについては、四半期連結キャッシュフロー計算書が作成されていないため詳細は不明です。
ただし、前期の2023年5月期では、営業活動によるキャッシュ・フローが1,153百万円のプラスとなっており、安定した収益基盤を示しています。
今後の投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローの推移も注目していく必要があります。
配当の支払額
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の2024年2月期第3四半期の配当については、前年同期の1株当たり82円から、48円に減少しています。これは、利益水準の変動に合わせた適切な配当政策と考えられます。
今後も、業績動向を見ながら、株主還元を意識した配当政策が期待されます。
今後の展望
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社は、医療機器の販売やメーカー事業を中心に、さらなる事業拡大を目指しています。
2024年度の診療報酬改定では、医療・介護人材の確保や医療DXの推進が求められています。同社は、こうした医療現場のニーズに合わせた製品・サービスの提供で、持続的な成長が期待されます。
今後は、M&Aなどを通じた事業基盤の強化や、新技術の取り入れにも注目が集まりそうです。
編集部のまとめ
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の2024年2月期第3四半期決算は、コロナ禍からの回復に伴い売上高が45,373百万円、経常利益が871百万円と好調な結果となりました。
医療機器販売事業を中心に、幅広い製品カテゴリーでの需要回復が顕著です。
また、財務健全性も保たれており、自己資本比率32.8%と一定の水準を維持しています。
今後は、医療現場のニーズにマッチした製品・サービスの提供で、持続的な成長が期待されます。
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社の決算日は5月31日で、8月に定時株主総会を開催しています。2024年2月期第3四半期の配当は1株当たり48円と前年同期から減少しましたが、業績動向に応じた適切な株主還元を行っています。
今後も医療機器の販売やメーカー事業を中心に、持続的な成長が期待されます。