株式会社住友倉庫の2023年12月期第3四半期決算が発表されました
当社は物流事業と不動産事業を展開しており、今期も順調な業績を収めています。
企業情報
企業名: 株式会社住友倉庫
証券コード: 93030
決算期: 3月31日
株式会社住友倉庫の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社住友倉庫の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日~12月31日です。
主な事業
株式会社住友倉庫は、物流事業と不動産事業を主要な事業としています。物流事業では倉庫業、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業などを手がけ、国内外の物流ネットワークを強化しています。不動産事業では賃貸用オフィスビルの取得や販売用不動産の売却などを行い、安定的な収益の確保に努めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は営業収益1,407億34百万円、営業利益102億83百万円、経常利益140億31百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益92億16百万円となりました。前年同期と比べ営業収益は20.9%減少しましたが、利益面では53.9%の減少に留まり、引き続き高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
最近3年間の売上高は223,948百万円(2023年3月期)、177,863百万円(2022年12月期第3四半期)、140,734百万円(2023年12月期第3四半期)と推移しています。一方で、営業利益は29,115百万円(2023年3月期)、22,286百万円(2022年12月期第3四半期)、10,283百万円(2023年12月期第3四半期)となっており、2023年3月期には過去最高益を記録しましたが、2023年12月期第3四半期は前年同期比で53.9%減となりました。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の総資産は4,057億96百万円と前期末比5.2%増加しました。主な要因は株式相場の上昇に伴う「投資有価証券」の増加です。負債合計は1,610億38百万円で前期末比2.7%増加、純資産合計は2,447億58百万円で前期末比6.9%増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が749億15百万円、固定資産が3,308億81百万円となっています。主な内訳は、流動資産では「現金及び預金」の減少や販売用不動産の減少などがあり、固定資産では「投資有価証券」の増加が大きな変動点となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が405億2百万円、固定負債が1,205億36百万円となっています。主な変動は「支払手形及び営業未払金」の減少や「繰延税金負債」の増加などです。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が1,572億9百万円、その他の包括利益累計額が780億31百万円となっています。株式相場の上昇に伴い、「その他有価証券評価差額金」が大幅に増加したことが主な要因です。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は3.5%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.8%となっています。利益率の低下はありますが、依然として良好な水準を維持しており、効率的な経営が行われていると評価できます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー154億74百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フロー133億21百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フロー91億35百万円の減少となりました。全体で64億10百万円の減少となり、現金及び現金同等物の四半期末残高は401億5百万円となっています。
配当の支払額
2023年6月の期末配当金は1株50円、2023年12月の中間配当金は1株50.5円で、年間配当金見込みは1株100.5円となっています。株主還元にも力を入れており、企業価値の向上に貢献しています。
今後の展望
今後も物流事業と不動産事業を中心に事業を展開し、持続的な成長を目指していきます。物流事業ではネットワーク拡充を図り、不動産事業では収益性の向上に取り組む方針です。経済情勢の変化に柔軟に対応しつつ、高収益体質の維持を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社住友倉庫は、物流事業と不動産事業を主軸に順調に推移しています。直近の決算も、営業収益は減少したものの、利益面では健闘しており、財務体質も安定しています。今後も同社の成長力に期待できそうです。
株式会社住友倉庫の決算日や配当についてまとめました。
株式会社住友倉庫の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日~12月31日です。配当金は年間で1株100.5円と、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も物流と不動産事業を中心に、安定的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。