安田倉庫株式会社の第156期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

不動産
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

安田倉庫株式会社の2023年度第3四半期の決算報告が公開されました。この決算報告から、安田倉庫は健全な経営状態を維持しており、今後の事業拡大に向けて着実に準備を進めていることが分かりました。企業の業績や財務状況をしっかりと把握することで、投資判断の参考になる情報が得られるでしょう。

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企業情報

企業名: 安田倉庫株式会社
証券コード: E04290
決算期: 2023年4月1日~2024年3月31日

安田倉庫株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

安田倉庫株式会社の決算日は3月31日です。決算報告は年4回(第1四半期、中間期、第3四半期、期末)行われています。

主な事業

安田倉庫株式会社は物流事業不動産事業を主軸に事業を展開しています。物流事業では、保管、作業、陸運などの3PL(サードパーティ・ロジスティクス)サービスを提供しており、不動産事業では、自社保有の商業施設の管理・運営を行っています。成長に向けた取り組みとして、物流ネットワークの拡充やオフィスビルの再開発などに力を入れています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益が50,261百万円と前年同期比10.8%の増収となりました。一方、営業利益は2,101百万円で前年同期比2.4%の減益となりました。物流事業の取扱量増加による収益増加に対し、新規企業結合に伴う販管費の増加などが影響しています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績推移をみると、営業収益は増加傾向にあり、2023年3月期は前期比8.6%増の59,756百万円となりました。利益面では、経常利益は2,123百万円と前期比4.4%減少したものの、2年連続で2,000百万円を超える水準を維持しています。企業体質の強化と事業拡大に向けた取り組みが着実に成果を上げていると評価できるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は200,928百万円と、前連結会計年度末(166,005百万円)から34,923百万円増加しました。これは主に投資有価証券の時価評価の増加と長期借入金の調達による現金及び預金の増加によるものです。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が24,476百万円と大きく増加しました。また、投資有価証券も60,591百万円と大幅な増加となりました。一方、前期末からあまり変動のない固定資産も、事業基盤の強化に向けた投資を続けています。

負債の部

負債の部では、長期借入金の調達と社債の発行により、有利子負債が66,959百万円に増加しています。これにより、前連結会計年度末から23,263百万円増加し、負債合計は111,895百万円となりました。

純資産の部

純資産の部では、その他有価証券評価差額金の増加などにより、純資産合計は89,033百万円と前連結会計年度末から11,660百万円増加しました。この結果、自己資本比率は44.1%となり、健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

安田倉庫のROA(総資産利益率)は前期の1.4%から1.2%に低下しました。これは主に、第3四半期の利益率低下が影響しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の10.3%から8.5%に低下しましたが、依然として8%台を維持しており、株主価値の向上に努めています。今後の業績回復と資本効率の改善に期待したいでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結会計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは4,730百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは8,932百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは13,279百万円の増加となりました。これにより現金及び現金同等物は前期末から9,333百万円増加し、24,435百万円となっています。

配当の支払額

安田倉庫は株主還元にも積極的で、年間配当金は前期26円から現在27円に増加しています。第2四半期は1株当たり13.5円、第3四半期は13.5円の中間配当を実施し、安定した配当政策を維持しています。株主の皆様に対する利益還元にも注力していることがわかります。

今後の展望

安田倉庫は「長期ビジョン2030」の実現に向けて、物流事業の強化と不動産事業の活性化に取り組んでいます。物流事業では3PL事業の拡大やサービスの高度化、不動産事業では保有施設の再開発などを推進し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。中期経営計画「YASDA Next Challenge 2024」に基づき、今後の業績拡大が期待されます。

編集部のまとめ

安田倉庫の2023年度第3四半期決算報告では、売上高は増加基調にあるものの、利益率は一時的に低下しています。一方で、財務体質は健全で、株主還元も安定的に続けられています。今後は、中期経営計画の実行によるさらなる事業拡大と収益力の向上が期待されます。物流と不動産という2つの基幹事業を高度化し、持続可能な成長を目指す同社の取り組みに注目していきましょう。

安田倉庫株式会社の決算日や配当についてまとめました。

安田倉庫の決算日は3月31日で、年4回の決算報告を行っています。配当については、年間27円を維持しており、着実な株主還元を続けています。今後も、企業価値の向上と株主還元の両立に取り組んでいくと期待できそうです。

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