今回の株式会社スマサポの決算報告は、同社の堅調な業績を示す内容でした。同社の主力サービスである「スマサポサンキューコール」や入居者アプリ「totono」の需要が高く推移し、売上高が29.0%増加しています。また、収益率の改善にも取り組んでおり、営業損失や経常損失、四半期純損失の額も大幅に改善されています。今後も収益力の強化と安定収益の確保に向けた取り組みを進めていくことで、さらなる業績の向上が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社スマサポ
証券コード: E38200
決算期: 2023年12月31日 (第13期第1四半期)
株式会社スマサポの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社スマサポの決算期は9月30日となっています。そのため、本四半期報告書は同社の第13期第1四半期(2023年10月1日~2023年12月31日)の決算内容を報告したものです。
主な事業
株式会社スマサポは、不動産管理会社向けソリューション提供事業を主に行っています。同社の主力サービスには、「スマサポサンキューコール」や入居者向け専用アプリ「totono」などがあり、これらのサービスを通じて不動産管理会社のサポート業務を効率化し、入居者サービスの向上にも貢献しています。また、同社は2022年12月に東京証券取引所グロース市場に上場を果たしています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期累計期間の売上高は570,508千円と、前年同期比29.0%の増加となりました。一方で、営業損失は14,662千円、経常損失は11,675千円、四半期純損失は11,675千円と、減益となっています。ただし、前年同期と比べると大幅に改善されています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、主力サービスの需要が高く推移したことで、前年同期比29.0%増加しています。一方で、営業損失や経常損失、四半期純損失については、前年同期と比べて大幅に改善されており、収益力の向上が図られてきています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社スマサポは四半期連結財務諸表を作成していないため、四半期貸借対照表について個別の数値を確認することができます。
資産の部
当第1四半期会計期間末の資産合計は645,576千円で、前事業年度末比108,259千円の増加となりました。流動資産は430,957千円、固定資産は214,619千円となっています。
負債の部
当第1四半期会計期間末の負債合計は322,039千円で、前事業年度末比119,935千円の増加となりました。流動負債が314,593千円、固定負債が7,446千円となっています。
純資産の部
当第1四半期会計期間末の純資産合計は323,537千円で、前事業年度末比11,675千円の減少となりました。これは主に、四半期純損失の計上により利益剰余金が減少したことによります。
ROAとROE
株式会社スマサポのROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本利益率)については、当第1四半期会計期間末ではマイナスの数値となっています。しかし、前年同期と比べると大幅に改善されており、今後の収益力の向上とともに、これらの指標も改善が期待できます。
キャッシュフロー
当第1四半期会計期間におけるキャッシュ・フローの状況については、四半期キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細な情報は確認できませんでした。ただし、同社の事業活動によるキャッシュ・フローの推移は、今後の業績動向を把握する上で重要な指標となります。
配当の支払額
当第1四半期会計期間においては、配当の支払いは行われていません。今後の業績動向次第で、株主への利益還元策として配当の実施が期待されます。
今後の展望
株式会社スマサポは、主力サービスの需要拡大と収益性の改善に注力しており、今後もこれらの取り組みを継続していくことで、さらなる業績の向上が期待できます。また、不動産市場の成長に伴う需要増加にも期待がかかっており、同社のサービスの活用拡大が見込まれます。
編集部のまとめ
株式会社スマサポの今回の決算報告では、主力サービスの需要が好調に推移し、売上高が大幅に増加したことが確認できました。また、収益性の改善にも取り組んでおり、損失額の大幅な縮小が見られます。今後も不動産管理市場の成長に合わせて、同社のサービスの活用が広がることが期待できるでしょう。株主への利益還元など、さらなる企業価値向上に向けた取り組みにも注目していきたいと思います。
株式会社スマサポの決算日や配当についてまとめました。
株式会社スマサポの決算日は9月30日で、本四半期報告書は第13期第1四半期(2023年10月1日~2023年12月31日)の決算内容です。当第1四半期会計期間においては、配当の支払いは行われていませんが、今後の業績動向次第で、株主への利益還元として配当の実施が期待されます。